禍特対の限界?

 シン・ウルトラマンに登場する禍特対は禍威獣災害対策を主任務
として設置された専従組織だから、当然武器はなく作戦立案や現況
分析を災害現場にて実施し各自衛隊と協力して禍威獣を駆除すると
いうのが主な任務になっている。

 だからこそ対ネロンガでは電気を止めたり対ガボラでは米軍に頼
んで地中貫通弾を撃ち込むものの、共に効果はなく凶悪化するだけ
だった形である。

 禍特対は巨大不明生物5体目のカイゲル戦から自衛隊との連携攻
撃により倒されているし、6体目のパゴスも倒すもののガボラ戦の
時に語られるように強烈な光線を発射するなどで苦労したようだ。

 つまりウルトラQ系の怪獣は倒せても、ウルトラマン系の怪獣は
倒せなかったという事。

 そこにウルトラマンが飛来してネロンガとガボラは倒すのだが、
禍特対=通常兵器は通用せずに終わる。

 そして外星人ザラブが変身したにせウルトラマンが横須賀基地を
襲撃した時にミサイルで攻撃するも通用せず、街に出現した時には
‘被害が出るので攻撃は自重’と指示するだけでウルトラマンに変身
する神永新二を頼りにしていた。

 こうしてみると禍特対は外星人の野望は阻止できても星人を倒す
事は難しいわけだから、知的生命体に人類が生物兵器に転用できる
事が知られたためゾーフィから地球がゼットンによって廃棄処分に
なりかけたという流れだ。

 仮にシン・ウルトラマンの続編が制作されるのならウルトラ警備
隊的な、自衛隊の所持する通常兵器を越える武装を持っている組織
を登場させないと成立しないのではないかと思ったりする。

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