今シーズンの各チームのデータを見てみると

 11月1日に神宮で行われたスワローズーカープ戦で今年のプロ
野球レギュラーシーズンは全日程を消化し、いよいよ明日からは
セ・パのクライマックスシリーズが始まる。

 今年のレギュラーシーズンは以前も記したように両リーグとも
昨年最下位だったチームが優勝しただけでなく最終的にセは2位
とのゲーム差なし、パも最終的に2,5ゲーム差はついたものの先
に日程を終えたバファローズに最後までマジックが出ずマリーン
ズが残り3試合を全勝or2勝1分でクリアすると逆転優勝というス
リリングな展開のシーズンだった事が分かる。

 そんな中で地元のホークスは13年以来の4位という事でCSへの
出場権も取れずに終わったが、まぁ久しぶりにポストシーズンを
気楽に見られるのも悪いものではない。

 さて今シーズンのホークスのレギュラーシーズンのデータを見
るとチーム防御率は3,25でリーグ1位、優勝したバファローズが
3,31の2位で3位はファイターズの3.32というのだから悪い数字で
はない。

 失点数もホークスは493と500のバファローズよりもいい数字で
リーグ1位だから、数字の上では投手陣は頑張っていたというのが
分かる。

 一方チーム打率は,247でバファローズと並ぶリーグ1位、得点は
564と584点を挙げたマリーンズに次いで2位。

 ホームラン数132本は133のバファローズに1本及ばず2位で、盗
塁数も92と107のマリーンズに次いで2位と攻撃力でも遜色ないし
数字だけ見ると‘この成績でBクラス?’と思えるものだ。

 日本のメディアは‘強いチームは投手を含めた守りが固い’と呪文
のように毎年繰り返しているが、防御率&失点数がリーグ1位だっ
たホークスがパの4位で防御率3,22失点478のドラゴンズがセの5位
というのだから投手王国盤石論はアテにならないという事になる。

 ちなみにセ優勝のスワローズはチーム防御率&失点は3,48&531
の共に3位で打率&得点は,254&625の3位&1位、HR&盗塁は142&
70で共に2位。

 パ優勝のバファローズはチーム防御率&失点は3,31&500の共に
2位で打率&得点は,247&551の1位&3位、HR&盗塁は133&50で1
位&5位。

 こうして見ると打高投低は当然ながら投高打低でもリーグ優勝
は無理で、むしろ各部門の3位以内というのが絶対条件になると
思う。

 そういう意味で先述したような成績のホークスの4位というの
は何とも珍しいし、得意だったはずの交流戦で得点力不足が響
いて6勝9敗の11位に終わったという要素が意味を持つのかもし
れない。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
何か (こうちゃん)
2021-11-06 16:48:50
数字にない何か要素があるのかもしれない。何かは分からないけど。
 
 
 
競り負けが多い (こーじ)
2021-11-06 22:10:12
>こうちゃん様

 やはり勝つ時は大差で勝てても負け試合が競り負けが続くとこうなりますかね。
 
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