ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
リオ五輪 競技3日目:体操ニッポン念願の団体王座奪回
体操男子日本が3大会ぶり王座奪回!内村悲願の団体金メダル
大会4日目は体操男子団体と柔道73㌔級で金メダル獲得なるかという
のが最大のポイント。
柔道の場合はロンドン以来の世界選手権で金を取っているものの最初の
2階級で決勝進出すらできてない事から、大野が金を取れないとロンドン
の時同様ムードが悪くなるので正念場となる。
また男子体操団体は予選でミスを連発し狙っていた予選1位通過どこ
ろか4位となり予選同様あん馬から始まるローテになってしまったのだ
が、幸い予選の得点が持ち越されないため切り替えが利くだけでなく最後
に得意種目で落下の心配がないゆかというのは競った場合は希望があるし
84ロスで具志堅幸司が個人総合で5位から逆転金を取った時のローテも
これだった。
柔道女子57㌔級の松本薫と男子73㌔級の大野将平が登場し共に危な
げなく準決勝まで勝ち進み、松本が準決勝で開始24秒で一本負けし連覇
がなくなるものの3位決定戦で有効を奪い優勢勝ちしたのは立派。
一方の大野は決勝でも先に技ありを取った後、小内巻き込みで一本勝ち
を収めるなど5試合中4試合を一本勝ちしただけでなく相手に技による
ポイントを与えない圧勝での金獲得だった。
本日のメインである体操男子団体決勝は日本は苦手の あん馬から。
最初の内村航平がノーミスで15点台を出したのだが2番手の山室光史が
痛恨の落下で13,900となり加藤凌平はミスのない演技で14,933で6位
スタートとなった。
同じ組のロシアがトップに立ったのに対し最大のライバル中国は7位。
続くつり輪で田中佑典が14,933を出すと内村が14,800で山室も無難に
14,866と大きなミスがなく‘凌ぎの2種目’を終えて5位に浮上。
ロシアがトップよりも予選1位の中国、2位のアメリカが日本よりも下の
6位&7位というのが意外だ。
第3種目の跳馬は日本の得意種目で加藤が15,000でスタートすると内村
は15,566で続くと最後は白井健三が‘シライ’を決め15,633の高得点で
全体1位の演技を見せ、1位のロシアに対し2点台の2位に付けて前半を終
えたのだが中国は得意のつり輪で2人の点が伸びず6位のまま。
第4種目の平行棒は予選で2人が落下した鬼門の種目だが田中が15,900
で好スタートすると加藤も15,500を出し最後の内村も大きなミスなく15,
366でまとめて全体2位の出来でロシアを追い上げる。
第5種目の鉄棒は加藤・内村・田中の3人が全員15点台前半の演技で
全体1位となり遂に0,208差でロシアを抜いたのだが、中国も平行棒で
3人が完璧な演技を見せ肉薄し勝負の行方は最後のゆかと鉄棒という事に
なった。
先に演技する日本は最初に白井が序盤の2つの大技を決めるなど完璧な
演技で16,133を叩き出し一気に波に乗ると加藤も15,466で続き最後に内
村も大きなミスなし演技で15,600で締めてロシアや中国の演技を待つの
だが、日本の高得点が大きなプレッシャーになったのかミスを連発したお
かげで最終的に3点近い差を付けて04アテネ以来の金メダルが決まった。
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正直、予選の試技を見て、もうダメだな、と思っていたんですが、他国も同様だったみたいで、それもラッキーでしたね。
当時とは、試合のしかたも、点数の入り方も、もちろんわざの難易度も違うので比較にはならないですが、逆転劇ってあるんだなー と思いました。
あと、テニスでジョコビッチが負けたり、フェンシングで太田が格下の選手に負けたり、オリンピックは色々ありますね。
まぁ冷静に男子体操団体予選は午前の部であん馬スタートや、開催国のブラジルと同組というハンデがありましたからね。
点が出づらいというのは夜の部開催の中国ですらあまり点が伸びなかったという事があったわけです。
本文にも書きましたが具志堅幸司が逆転優勝したローテだったので、周りが言うほど悲観はしなかったわけです。