長嶋茂雄の引退セレモニーで受けた影響

　今から50年前の昨日74年10月14日は長嶋茂雄の引退試合がW
ヘッダーで行われ、第2試合終了後に長嶋の引退セレモニーが挙
行されたのだった。

　本来なら前日の13日に予定されていたWヘッダーが雨で流れた
ために月曜開催となったので最後の試合を見るのは下校してから
という事になり、商店街を通って帰っていたら家電店のTVでは8
回裏で10ー0とリードしておりノーアウト1・2塁で帰宅すると3番
：王貞治の場面から見る事ができ長嶋茂雄のショートゴロ併殺打
の最後の打席も当然ながら見られた。

　当然ながら我が家では熱烈なジャイアンツファンの祖父以下、
みんなTVの前で見ていたのだった。

　ここで‘我が巨人軍は永久に不滅です’という球史に残るスピーチ
を長嶋はメモも全く見ずにしゃべったわけで、以後スピーチする
時には絶対にメモを見ずに行う事を決意したのだった。

　おかげさまで結婚式をはじめ人前でスピーチをする機会が度々
あったのだが、メモは作るものの絶対に見ないで喋るようにして
いるのは最初の挨拶ではないから予定していた内容と同じような
事を先に言われたら使えなくなるリスクがある。

　だから自分の結婚式での新郎挨拶などもメモを見ずに行ったの
は、今から50年前に行われた長嶋茂雄の引退スピーチが影響して
いると思う。

　そういった意味でも私に素晴らしい影響を与えてくれた、50年
前の長嶋茂雄の引退試合だったのだ。