内村「金」、歴代エースも絶賛―具志堅、塚原、加藤の3氏・体操男子〔五輪・体操〕(時事通信) - goo ニュース
今日の見どころは体操の個人総合でキング・オブ・オールラウンダーである内村
航平が団体戦の悪い流れを断ち切って84ロス五輪の具志堅幸司以来の金メダ
ルを獲得できるか。
普通にやれば内村の金は間違いなのだが団体戦予選から続いてい沈滞
ムードがあるし何と言っても予選と決勝で失敗している あん馬スタートという
のが気になるが、実は28年前の具志堅も団体決勝での失敗演技で あん馬
スタートの第2ローテで金を獲得しているから縁起という意味では悪くない。
そして男子200m平泳ぎで100mでの3連覇に失敗した北島康介の雪辱なるか。
世界選手権で優勝しているダニエル・ギュルタの壁は厚そうだから金は厳しい
かもしれないが、立石と共にメダルは確保して欲しいもの。
柔道は男子90㌔級の西山大希は1回戦、2回戦共に優勢勝ちベスト8で韓国の
宋大南に押しまくられて有効と技ありを取られながら終了間際に逆転の一本を
取ったかに見えたが副審のチェックで技ありに取り消されて敗者復活戦に回る。
ここでウズベキスタンのチョリエフに延長で優勢勝ちすると3位決定戦でも
ロシアのデニソフに延長旗判定で勝ち銅メダルを確保。
一方の女子70㌔級の田知本遥は初戦で昨年の世界選手権で敗れたキューバ
のコルテスに延長旗判定で勝ちベスト8に進出、中国の陳飛相手に素晴らしい
攻めで有効2つをリードしたが残り2分で左肘を痛めてあわや技ありの有効を
2つ取られて追い付かれ延長旗判定で敗れる。
そして肘のダメージが大きく敗者復活戦でもオランダのボスに完敗して7位に
終わった。
男子サッカーはホンジュラス相手に勝つか引き分けで1位通過が決まるグル
ープステージ最終戦。
メンバーを5人入れ替えて臨み互いに決定的なチャンスもなく日本にとっては
0-0の引き分けで1位通過が決まり、Qファイナルではベラルーシに3-1で勝ち
逆転で2位に上がったエジプトとの対戦が決まった。
男子体操の個人総合で内村は第1種目の あん馬で途中ヤバい場面があった
ものの何とか踏ん張って落下を凌いだのが効いて15,066でスタート。
ただ鬼門で15点台を出したので吹っ切れたのか つり輪で15,333を出すと
ライバルのアメリカ勢が あん馬で失敗して13点台や12点台と後退し、跳馬
で16点台を叩き出して独走状態に。
後半の団体予選で落下した鉄棒でも離れ技のコールマンを1つ外す安全策
で15,6を出して勝利を確実にすると最後の床で1つ手つきの失敗はあった
ものの全種目15点台で まとめ2位に1,6以上の差を付けて圧勝し悲願の
金メダルを獲得した。
一方ケガで離脱した山室に代わって出場した田中和仁は つり輪から鉄棒まで
全て15点台を出して内村に次ぐ2位で残り2種目になったのだが、床で尻もち
を付くミスで14,166と後退すると苦手の あん馬でも落下する失敗で
13,433に終わり6位に後退したのだった。
初のメダルが かかった卓球の石川佳純は3位決定戦でランクは下ながら
相性が悪いシンガポールのフェン・ティアンウェイからストレート負けして4位に
終わる。
競泳は午前中の予選で男子200m背泳ぎで入江陵介と渡辺一樹、200m
個人メドレーで萩野公介と高桑健、女子100m自由形で上田春佳、200m
平泳ぎで鈴木聡美と渡部香生子に800mリレーと全て予選を突破。
夜のファイナルでは男子200m平泳ぎでスタートから北島は飛び出して世界
新記録ペースでリードするものの100mの折り返しから優勝候補のギュルタに
並ばれて残り50mでかわされ最後は立石にも抜かれて4位だったが立石が
初の銅メダルを獲得。
続いて女子200mバタフライで星奈津美はスタートから100mまで6位で
折り返すと150mで5位に上げて追い上げ最後は全体1位通過したキャサ
リン・ハッセーを抜いて焦劉洋とハンガリーのヤカボジュ・ジュジャンナに
次いで3位でゴールして銅メダルを獲得した。
テニスの錦織圭は3回戦でスペインのフェレールと対戦し1-1で迎えた
最終セットで雨のためセンターコートに移動するハプニングの中で勝ち
ベスト8進出を決めた。