志村けんの凄さを考えると

 元ドリフターズの志村けんが亡くなってから10日が経ち、巷や
SNSなどで氏を偲ぶ記事が多く掲載されていたわけで新型コロナ騒
動がなければ志村けんの話題一色だっただろうと思う。

 氏の凄いところは舞台劇の全員集合や収録劇のドリフの大爆笑と
いう違う舞台でも遜色ないアイデアで笑いを取っていたわけで、私
達も子供の頃から学生の頃にかけてマネしたものだ。

 実は最近BSフジで毎週日曜20:00にドリフの大爆笑が77年版から
ずっとOAされており懐かしく見る事ができるのだが、難点は何度も
同じものが流れる時があるものの‘またか’と思っても ついつい笑って
しまうわけだ。

 昭和の笑い番組での作品は持ちネタとして必ず‘ここでコレをやる’
というギャグがあって見方によってはワンパターンと取れない事は
ないが、それが面白くギャグシーンが流れると‘来たか’という感じ
になり出ないと逆にガッカリする事になる。

 志村けんでいえば全員集合の聖歌隊での東村山町内音頭やバカ殿
のパターンだし、加藤茶でいえば‘ちょっとだけよ’なども後半のコン
トが定番なのに前半で流れると驚いたもので‘今日は早いのよ’と加藤
茶自身も言った事があった。

 つまり視聴者は後半のコントコーナーで‘ちょっとだけよ’が出るの
を楽しみにしており、コレを出さずに他のギャグをやられるという
のは受け入れがたかった。

 つまり‘やるだろう’と思われるところで使われるギャグというのを
視聴者は喜んでいたし名作映画などである既に何度も見てセリフま
で覚えているにも拘わらず、OAされれば見てしまうのと同じ心理だ
ったのではないかと思う。

 そのギャグの引き出しが異常に多かったのが志村けんだったのは
言うまでもないし、私が学生の頃から私の子供達が同じギャグで笑
うというのも凄い事だと実感する。

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