ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
76年 選抜高校野球2回戦・小山 3-2 岡山東商
2回戦最初の試合は新チーム結成以来30戦無敗で関東大会を制した
2年連続出場の小山と開幕戦で弘前工の粘りに手こずりながら何とか
逃げ切って71年夏以来の甲子園での勝利を挙げた岡山東商の対戦。
東の横綱と呼ばれていた小山にとって不安材料は新年度最初の試合
なのに対し、岡山は1試合戦っているので互角の勝負と思われた。
焦点は岡山の原と小山打線の対決だった。
小山を格上と見た岡山はジャンケンで勝って先攻を選んだ模様。
小山の先発はエースの初見ではなく、選手宣誓をした黒田主将。
重い球質でシュートを武器に岡山打線と対決し3回まで2安打に抑えて
いたが、4回に先頭の3番・宮脇の2ベースから3塁手・諸原の悪送球で
1点を先制された。
その裏 小山は先頭の1番・秋山が歩いて盗塁しパスボールで3塁に
進むが、2番・石井のピッチャーゴロで飛び出し刺されチャンスを潰す。
黒田は6回まで4安打されながら1失点で凌ぎ、6回裏に7番古山のPH
大山がチーム初ヒットで出塁。
しかし原が踏ん張り0-1のまま7回に進む。
7回裏に小山は先頭の石井が右中間に落として出塁すると、3番・
伊東はバントの構えからヒッティングして3塁手の頭を越す内野安打で
ノーアウト1,2塁のチャンス。
ここで4番の黒田は木のバットで臨み、2-1から低めの真っ直ぐを右
中間に打ち返す3ベースで逆転。
なおもノーアウト3塁で5番・多賀谷が初球スクイズを決め、3-1と2点差を
つけた。
7回から登板した初見に抑えられていた岡山は9回に反撃。
宮脇がライト前ヒットで出塁すると4番・原がレフト線に2ベースでノー
アウト2,3塁と一打同点のチャンスを迎える。
ここで5番・谷川は初球を2塁フライ、6番・住吉がレフトに犠牲フライを
打ち上げ1点差にするが7番・井上がセンターフライに倒れ試合終了。
岡山としては勝ち試合を落とした思いだろう。
チャンスの数は岡山の方が多く4回に相手エラーで先制した後の追加
点のチャンスを潰し、9回もノーアウト1塁で原が打ったレフト線の 2ベース
で1塁ランナーが還れるタイミングだったのに3塁で止まる。
還っていれば1点差でノーアウト2塁となっていたのでムードも変わって
いた可能性がある。
守りのほうでは2度目のピンチとなった7回にノーアウト1塁で3番の
バントの構えにつられた3塁手が頭を越されて1,2塁になっていたし、
黒田の3ベースで逆転された直後の初球にスクイズを決められた。
ノーアウト3塁だから‘まさか’と思ったのだろうが・・・・・
反対に小山は、多賀谷のスクイズで奪った3点目が効いた形だ。
前年春も東海大相模に勝って関東大会で優勝して乗り込みながら、
初戦で天理に4-6で打ち負けていた小山にとって悲願の甲子園初勝利
だった。
それにしても開幕戦を戦った岡山に対し、最初の試合の試合だった
小山では実戦経験のハンデが出た形だった。
岡山東商 000 100 001 2
小 山 000 000 30X 3
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純白のユニフォーム「OYAMAKO」。爽やかなチームの印象です。あの江川が高校進学時に小山を希望していたらしいのですが、当時の同校は普通科がなく泣く泣く残念したのだとか‥。江川が作新へ行かずに、小山に入学していたらどうなっていたか。。しかし純白ユニの江川ってイメージしづらいですね
75年も強かったという小山ですが、選抜初戦敗退、夏は予選で散っています。豊見城が75年夏、相模が76年春出ていないのと同じパターンですね。チーム力が高くとも落とし穴はどこかに潜んでいるもので、心技体の充実以外にも球運つたなく白星が逃げていったり。高校野球は奥が深いですね
私は78年夏の岡山東商の印象が強いので、勝ち進めない同校が不思議でなりません。平松の選抜制覇以後から常連になったようですが、71年夏を除いては早々と姿を消していて‥。3年前の春に久々に登場も新興の清峰に完敗し寂しかったです。アイボリーの岡山東商のユニフォームが力強く甲子園で躍動してほしいと心より願っています
小山が3度目の正直で初勝利。初見、黒田の二枚看板のようでもありましたね。一番クジ、選手宣誓で優勝は79年春の箕島・上野山主将を思い出します‥☆
確かに江川は野球バカと言われるのを嫌ってましたからね。
優れた人材が揃ったチームに限って勝てないという
事は高校野球ではよくある話です。
だから甲子園初勝利も苦闘の末という感じでした。
初見は立ち上がりが悪くリリーフの方が向いていたという事ですが、この試合ではブルペンで130球投げ込んでの登板だったようです。
こんな事をやっていたので夏は背筋を痛めて登板でくなかったようですね。
今なら狂気の沙汰ですよ。
78年だけを見ると岡山東商は強いという感じですが
実際は苦戦続き。
関西だけでなく、玉野光南や岡山南に選手が流れているからというのも考えられます。
やはり、いい時代を引きずるとなかなか浮上できませんからね。
福岡は大晦日は降雪だったのですね。九州は関西よりも暖かいイメージなので驚きました。一昨年、大阪市内で11年ぶりに積雪を記録したくらい路面の白さは近年皆無となっており、地球温暖化を私は実感しているのですけどね。。やはり所変われば気象状況も様々ということなのでしょうか
それは酷使~!小山の初見投手が試合前に相当数の球数を投げ込んでいたとは‥。若色監督はあまり覚えていないのですが、厳しい指導者だったのですね。黒田光弘のようにいかにも体力がありそうなタイプでもなかったですし、適度な調整法であれば夏はさらに上位進出、あわよくば全国制覇も夢でなかったのでは‥と残念に思いますね
栃木では昨年に旧足利学園の白鴎大足利が久々に出場しました。作新は夏に限ると78年が最後、石井琢の母校・足利工もしばらく聞かないですね。旧宇都宮学園の文星芸大付は校名変更後にまた息を吹き返してきましたし、宇都宮南もコンスタント。
宇都宮南は86年春に高村投手で準優勝しましたが、部長は76年小山でも準優勝した粂川さんがベンチ入りしていました。決勝でラジオ解説していた村井さんは「宇都宮南の野球は、派手さはなくともあの当時の小山高校を思い出しますね。栃木県勢からはいつも爽やかな印象を感じます」。準決勝で新湊を粉砕する吉永主将の満塁弾。酒井投手がストライクを置きにいった瞬間ガツーンとかまされたのですが、村井さんは「まだ早い‥打者の様子をうかがわなきゃ」と言葉を漏らしていました。あの一打で新湊旋風はストップしましたね
他には80年夏の黒磯、90年夏の葛生はともに甲子園で観戦しましたが、いずれも広島勢に敗退。特に山陽に9回裏大逆転負けした葛生高校にはぜひ戻ってきて欲しい‥あの日からそう願い続けています☆
坂東英二は高校時代に‘試合前に300球投げ込んで
試合に臨んでいた’などと言ってましたから、この時代は当たり前だったようですよ。
なお97年に春夏甲子園出場した大分商のベテラン監督は毎日200球の投げ込みをさせてまして、夏の初戦で
完封したときに‘前日も明日も当然ですが、今日の投球数が120球ぐらいですから残りは帰ってから投げさせます’などと平然と言ってました。
ちなみに、この2年生エースは翌年肘を故障したそうです。
確かに栃木といえば作新学院でしたので、夏は聞かなくなりましたよね。
平成になって頻繁に出ている佐野日大にとって代わられたイメージがあります。
葛生は現在は青藍泰斗という校名に替わってますね。
近年のプロ野球は投手分業制が当たり前になってますからね。ですからエース=完投(中4日登板)とこだわる村田兆治さんは苦言を呈するわけですよね。まして当時はケアも医学もまだまだでしたし、サプリメントなども一般的ではなかった。さらに昨今はドーム球場が全盛。昔が、今がどうこうではないのですが、野球は随分と変わってきているのですね
甲子園ではエースと心中~という考え方はやめてほしいですね。選手には将来がある。卒業後も5年、10年とさらに高いレベルでプレーして欲しい‥それが監督さんの真の姿ではないでしょうか。大分商は河野投手で古豪復活を思わせる春夏連続出場でしたからね。彼が新チームも大黒柱だったならば非常に残念な終焉ですし、卒業後もプレーに支障をきたしたのなら、甲子園のマウンドは良き思い出として残っているのでしょうか‥
葛生や秋田経法大付(現・明桜)、糸魚川商工、御坊商工、泉州、川内実(現・れいめい)など校名変更されているチームはまだまだありそうですね。旧校名に思い入れがあるぶん寂しい気もするのですが、新たな伝統を築くべく再び甲子園へ戻ってきて欲しいですね‥☆
いつか詳しく扱おうと思っているのですが、私が現役だった81年ぐらいまでは我がチームやPLなどの強豪も3時間の練習時間の2時間ぐらいは守備練習でした。
ところが82年に優勝した池田は打撃練習が2時間以上だったようで、それで全盛を誇ったので今や大半の高校が打撃練習中心の比率になっているようです。
確かに打撃練習の打球を処理した方が、下手なノックより実戦向きですからね。
ですから80年代半ばから飛躍的に打撃レベルが上がったという事で、かつてなら4連投でヘロヘロの状態でも勝てていたのが打ち込まれるぐらいになったようですよ。
ですから80年代前半まではMLBで日本人が活躍するなど考えられなかったのが、今では当たり前になったと
いうのも打撃練習中心でレベルが上がったと見てよさそうです。
97年夏の大分商の投手は2年生の安達でした。
この監督が‘1-0野球こそが高校野球’という前時代の遺物のような考えを持ってましたからね。