ウルトラでは珍しいバディもの？

　明日18日に最終回を迎えるウルトラマンアークを見ていると
主役は飛世ユウマではあるが、所属しているSKIPの先輩女性隊員
の夏目リンや伴ヒロシ所長よりも防衛隊の宇宙科学局から派遣さ
れた石堂シュウとの絡みが目立つ。

　昭和のウルトラではウルトラセブンのモロボシ・ダンとアンヌ
隊員のロマンスを皮切りに郷秀樹&坂田アキや北斗星司&南夕子に
東光太郎&白鳥さおり、おおとりゲン&山口百子といったコンビが
ドラマを彩っていた。

　平成に入ってもガイアの高山雅夢&藤宮博也のガイア&アグルコ
ンビ以外、コスモスの春野ムサシとフブキ・ケイスケとの春風コン
ビが目立つぐらい。

　ウルトラの主役は基本的に防衛チーム所属しており一般女性以外
コンビを組むのはヒロインか同じチームの隊員になるのだが、アー
クのSKIPは小規模な組織で夏目リンと組む前に変身するためトイレ
などに駆け込むなどあまりコンビという感じはしない。

　むしろ石堂シュウの方がコンビを組んでいる感じがするのだが、
シュウは違う組織の人間。

　こういった違う組織のキャラとの絡みが多いのは、仮面ライダー
クウガの五代雄介と一条薫刑事とのコンビを思い出す。

　警視庁刑事の一条薫は五代がクウガというのを知っており協力者
として警視庁の新型特殊白バイ＝トライチェイサーを渡したり、グ
ロンギのバラのタトゥの女＝ラ・バルバ・デとはクウガよりも絡む
ケースが目立った。

　そういえば石堂シュウは真っ先にユウマの正体に気付いていただ
けでなく、ゼ・ズーの腹心であるスイードの干渉を妨害しているな
どユウマ&シュウコンビは五代雄介&一条薫コンビを思い出すわけ
である。