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こーじ苑
嗚呼!サコミズ隊長・・・・・
田中実さん、自殺の前日に担当マネージャーと電話で会話 撮影現場に姿を見せず 母親が遺体を発見 - goo 映画
昨日の夕刊に「俳優の田中実死亡、自殺か?」という記事が載っていた。
何にせよ死んだのには変わりないと思っていたし、続報を聞くと どうやら自宅で
首をつったらしいのだが、これといってトラブルがあったわけでもなく順調そう
だっただけに驚いている。
田中実といえば90年の連続テレビ小説の凛々とで主役を演じていた長身の
二枚目というイメージで独特のムードを持っていたのが印象に残っていたし、
何よりもウルトラマンメビウスの防衛チーム・CREW GUYSのサコミズシンゴ
隊長のインパクトが強かった。
防衛チームの隊長といえば基本的に隊員達が20代という事なので科学特捜
隊のムラマツやウルトラ警備隊のキリヤマなどベテラン俳優が演じるという傾向
が強く、実際に重厚感や‘熱い’熱血的な面を持ち合わせている必要がある。
ところが田中実が演じたサコミズには そういう雰囲気は今ひとつで、どこか
飄々としていたイメージが強い。
もっともエンペラー星人との最終決戦では内に秘めた‘熱さ’を見せていたが・・・
ちなみにサコミズ隊長のセリフで印象的だったのが劇場版のウルトラマンメビウス
&ウルトラ兄弟でザラブ星人が変身したニセ・メビウスが街を破壊しているのを見た
GUYSの隊員達が動揺する中
‘よく見ろ、あれは真っ赤なニセモノだ。
本物のメビウスはあんなに目つきは悪くない’
と即座に見破るシーン。
面白いのがサコミズ隊長は かつて科学特捜隊の宇宙勤務での隊長だったと
いう事。
任務で亜光速航行を繰り返していたので‘ウラシマ効果’によって地球より遅い
時間経過の中にいたのため実年齢はタケナカ最高総議長にも拘わらず、外見の
年齢は40歳だという珍しいキャラだった。
そういうキャラクターを違和感なく演じる事ができる田中実という俳優の実力は
‘さすがは仲代達矢が主宰する無名塾出身だな’と思っていた。
特撮作品の顔役であるタケナカ最高総議長を演じた佐原健二も大ベテランだから
万が一の事があった場合、ウルトラ作品で佐原健二の後継者としてサコミズを最高
総議長などに出世させればいいのでは・・・などと思っていただけに防衛組織
トップの新しい顔が こういった形で亡くなるのは やりきれない。
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あまりにも辛くて、やるせないです。
やはり特撮関係者はサコミズの魅力が分かっていたのですね。
ホントに辛いものがあります。