侍ジャパンのB組全勝突破に51%が投票 1次ラウンド各組で下馬評高い国は?
いよいよWBC開幕まで1ヶ月を切り代表メンバーも決まり開幕
モードが近付いている。
ただ今回の代表チームは一昨年のプレミア12の準決勝で韓国に
敗れたり昨年の強化試合でも低調な内容だったし監督経験のない
小久保裕紀監督への不信感や、MLB選手が青木宣親のみだけでな
く注目選手の大谷翔平も足首のケガのため代表を辞退した事から
マスコミの取り上げ方としては悲観的な報道が目に付く。
たしかにプレミア12の敗北は褒められたものではないがWBCに
向けてはいい経験だったし、オランダなどとの親善試合でも若手の
投手達にとってはWBC公式球に慣れる貴重な機会だったと思う。
それにしても呆れるのは‘○○がいるから強い’とか‘○○がいな
いので厳しい'などと特定の選手がいるかどうかでマスコミが短絡的に
レベルの評価をする事。
代表チームというのは特定の選手を柱に据えて戦うと、その選手
の好不調がモロにチームの勝敗を左右してしまうのでリスクが大き
いのが実情だ。
ちなみに先週行なわれた男子テニスのデビス杯では2位のノバク・
ジョコビッチ以外のトップ10選手が全豪OPの影響で不出場だった
ように国別対抗戦では常にベストメンバーを組むのは難しいわけで、
世界ランキングトップ10以内の選手が1人いるよりも10位台の選
手ばかりで固めたチームの方が強い。
またサッカーでもリオネル・メッシに頼りきりのアルゼンチンは
最近W杯での優勝がないのに対し、スター選手に頼らないドイツな
どの方が強いというのは常識になってきている。
それを考えれば代表チームに必要なのはスター選手を揃える事では
なく与えられた仕事を確実にこなしていける選手だが、残念ながらこ
ういった選手はマスコミが喜ばないのでチームの評価は低くなる。
今回の代表メンバーを見ると派手さはないものの、しっかり自分の
仕事をこなせる選手で固めているのでマスコミが悲観するような酷い
チームではないし後は球運にどこまで恵まれるかという事になるの
ではないだろうか。