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こーじ苑
2010夏の甲子園・第12日:QファイナルPart 1
興南、逆転で準決勝へ=成田は58年ぶり4強―高校野球(時事通信) - goo ニュース
いよいよ今日からベスト8が激突するQファイナル。
関東勢同士の対決となった第1試合は成田の中川と強打の関東一打線の
激突となるが、昨日も北大津打線に打たれて5失点の中川が関東一打線を
どこまで抑えられるかが最大の焦点だろう。
第2試合は春の王者の興南に広陵・履正社といった強豪のブロックを勝ち
上がってきた聖光学院が挑む。
こちらも連投の島袋を聖光打線が攻略できるかという興味と共に強敵
相手に2試合で2ランによる2点のみに抑えている聖光の歳内を興南打線が
どこまで打てるかがカギかもしれない。
第1試合:関東一 3 - 6 成田
関東は前日176球投げた白井ではなく右の井手を先発させたが1回表に
1アウト後2番が内野安打で出塁するとペースを乱し四死球で満塁から5番の
1塁ゴロで成田が先制、更に6番が打ち上げたセンターフライが風に流されて
3ベースとなり早くも3点を先行する。
3回にも成田は四死球と6番のヒットで1アウト満塁と攻め立て白井を引き
ずり出すと7番の犠牲フライで4-0とリードを広げた。
3回までランナーを出しながら得点できなかった関東は5回にヒットで出塁
した 6番がエンドラン失敗で刺されるなどして2アウトとなるが、8番・9番の
長短打で ようやく1点を返す。
それでも成田は7回に先頭打者としてヒットで出塁した1番がバントなどで
2アウト2塁から4番のタイムリーで待望の追加点を挙げると、8回にも2アウト
から 8・9番の短長打で6点目を挙げる。
6回・7回と2アウトからヒットのランナーを出していた関東は8回にようやく
1番・ 3番・5番のヒットで2点を返すが、さすがに中川相手に7点以上は厳し
かったようだ。
明暗を分けたのが1回表。
1アウト満塁から‘1点やむなし’という状況で1塁ゴロで先取点を与えた
のは想定内だったが、その後にセンターが頭を越される3ベースを打たれて
2者生還させてしまったのが大きく響いた。
1・2点なら関東の強力打線があれば何とかなるが、4点以上は辛いものが
ある。
決して調子がよくなかった中川にとって立ち上がり3点の援護は力強い
味方になったワケで、ヒット10本打たれ毎回のようにランナーを出しても
踏ん張れたのだった。
一方で関東打線は1点を返した5回に先頭の6番がヒットで出塁すると
盗塁を仕掛けて虎の子のランナーをアウトにしてしまった。
エンドランのサインでも出ていたようなスタートだったので結果的には盗塁
失敗となり、続く9番・1番の長短打で1点を返したものの序盤の4点が大きく
圧し掛かっていたのだろう。
第2試合:興南 10 - 3 聖光学院
1回裏に1アウト2塁のピンチを凌いだ聖光は2回に先頭の4番が2ベースで
出塁してバントで1アウト3塁から6・7番の連続2ベースで2点を先行し、
2アウト後9番もタイムリーを放ち3-0とする。
更に1番もヒットでつなぎ盗塁などで2・3塁と攻め立てるが ここは島袋が
踏ん張る。
その裏 興南も5番がヒットで出塁しバントで1アウト2塁から7番が右中間を
破り 1点返すと、8番の犠牲フライで2点目を挙げて1点差に追い上げる。
続く3回にはヒットで出塁した2番がバントで1アウト2塁として4・5番の連打で
追い付いたが、6番がショートゴロで併殺となって勝ち越しならず。
これで流れが変わるかと思われた4回に1アウトから8番が打ち上げた
フライを2塁手が落球しバントで2アウト2塁とチャンスを広げると1番のヒット
で1・3塁から2番が右中間を突破する3ベースで勝ち越し歳内は降板、更に
3番の2塁ゴロを2塁手が弾き 6-3とリードを広げる。
興南は5回にも2番手の芳賀から5・6番の連打に暴投が絡み7点目を挙
げると、8回には2アウトから短長打と四球で満塁と攻め立て2番が再び走者
一掃の2ベースを放ち10点目を挙げた。
2回に3点を失った島袋だったが3回以降は変化球を多めに使いヒットは
打たれるものの要所を締め、7点差になった9回には2番手の川満を使う余裕
もできたので8回 2アウトからの3点は大きかった事になる。
まず2試合とも後攻で勝ってきた聖光が先攻で2回に3点を挙げたものの、
興南は焦らず落ち着いて反撃に転じた。
これが2回裏の3点だったら もう少し展開も変わっていたかもしれない。
更に3-0として なおも2アウト2・3塁の場面で1本ヒットが出ていれば5-0と
なっていたわけで、不調だったものの ここを踏ん張った島袋の能力の高さ
が印象深い。
攻撃面ではエラーで出塁したランナーが勝ち越し点になったのだが、2アウ
ト1・3塁から2番に対し取った2ストライクまでが素晴らしすぎたのがタイムリー
3ベースを打たれる原因になったのではないかと思う。
予選からリードされずに常に先行逃げ切りだった興南が3点のビハインドを
負ったので‘今日こそは興南の真価が問われる’と思っていたが、難なく
はね返した打線の凄みは本物だろう。
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センターフライを獲れずに2点を追加されたのが大きかったですね。初回の3点のビハインドで攻撃のリズムにも乗れませんでした。控えの投手がある程度投げられないと苦しいですね。
興南、聖光に先制されるも終わってみれば10-3の勝利。歳内がこれまでの投球が出来ませんでした。興南の打者のプレッシャーに負けました。次は報徳ー明訓の勝者。
ここはまず負けないだろう。連覇が見えてきましたね。
この日勝ち上がったのは最高がベスト4だった2校でした。
とはいえ報徳に大逆転勝ちした興南と東海大相模に
打ち負けた成田と明暗が分かれましたね。
意外に報徳は強かったです。