もはやプロでなければダメ!

 先日行なわれていたバスケットボールの北京五輪アジア予選
で日本はカザフスタンと韓国に敗れ、世界選手権の出場権すら
取れずに2次リーグ敗退となった。
 考えてみるとアテネでの男子ボールゲームで出場権を取った
のは、野球とサッカーのみ。
 これはいずれもプロが出場している種目だ。
 女子はソフト、バレー、バスケ、サッカー、ホッケーと5種目
出場権を獲得していたので男子の不甲斐なさが叩かれていた。
 
 しかし現在外国の男子選手達は、ほとんどがプロである。
 だからプロが出て行かないと出場権すら取れないのが現状だ。
 例えばバスケットボールだが、今から9年前の11月に釜山旅行
に行ったところホテルに到着してTVを点けるとバスケの選手権が
行なわれていてかなりの盛り上がりだった。
 翌日現地のスポーツ新聞を見ていると、1面を前日のバスケが
飾っているではないか!
 つまり韓国ではバスケはプロで、ファイナルの試合が行なわれ
ていたようなのだ。
 翻って日本では、プレーオフ・ファイナルでも企業が動員した
応援団はいるが一般の観客がどれだけいるかは怪しいし、スポー
ツ新聞の1面を飾る事などまずありえない。
 かつてサッカーもそういう扱いだったがプロ化して以来代表の
試合は大観衆を動員できるし、スポーツ新聞の扱いも常に1面だ。
 
 中国が急速に力をつけている現在、韓国には必ず勝たないと五
輪出場は難しいのだが、プロの韓国には今の実力なら絶対に勝て
ないだろう。
 
‘早急にプロ化を’と言っていたグループは遅々として進まない
プロ化に業を煮やしてJBLから脱退し、プロリーグを立ち上げた。
 プロリーグであるbiリーグでは、チーム数が増え初めているが
残念ながら代表チームはJBL所属でないと選ばれない。
 ならば早く妥協してJBLがbiリーグに歩み寄るべきだが、面子に
拘るのかそういう動きは全く見られない。
 
 サッカーがそうだったように、やはりプロ化してないと有望な
人材は集まらないようになっているし、アジアでも勝てず世界大
会の出場権は取れない。
 そうなると競技人口が減ってしまうという悪循環になっている
のだが、JBLのトップにはそんな発想は皆無なのだろう。
 もはやアマチュアは美徳ではないし、プロでなければ世界大会に
出る資格はない!
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