ヒーローソングの作詞者について

 先日亡くなった阿久悠氏が円谷系ではウルトラマンタロウや
レオ、ファイアーマンを作詞されていた。
 円谷作品の作詞者といえば、故・円谷一氏が東京一という
ペンネームでウルトラQの‘大怪獣マーチ’からウルトラマン
エースまで作詞しているし、ミラーマンなども手がけている。
 他の作品では円谷監督の助監督をやっていた満田かずほ氏が
マイティジャックやジャンボーグAの主題歌を作詞しているし、
ウルトラマンメビウスでも挿入歌・ワンダバCREW GUYSを作詞
している。
 
 東映作品になると仮面ライダーシリーズを含めた石森章太郎
原作作品は、OPの作詞のほとんどを石森章太郎自身がやってい
るのだ。
 エンディングや挿入歌は八手三郎以下で担当しているが、面
白いのが人造人間キカイダーにキカイダーのライバル・ハカイ
ダーが登場するがハカイダーと変身するサブローのテーマを
石森章太郎が自ら作詞している。
 これはハカイダー&サブローに対する石森氏の思い入れが、
いかに深いかを表すEPだろう。
 
 このようにヒーローモノの主題歌は、原作者やメイン監督、
メイン脚本家やプロデューサーが作詞するケースが多い。
 これはやはり作品の世界を一番理解していないとできない
からだろう。
 
 にも拘わらず作品製作にタッチしていないのに、見事な主題
歌を作詞した阿久悠氏って凄い人だったと痛感するのだ。
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コメント
 
 
 
円谷一先生も (柴田真紀)
2007-08-04 00:33:32
「今だ キックを使え 目だ
 ミラーナイフが……」
 という、ワケわからん歌詞を書いておられるので、石ノ森先生の歌詞のCパートはネタ切れで、ワケわかんなくなっている……というのも許してしまえる私です。

 某国営放送のラジヲ深夜便で、阿久悠先生の特集を組んでいたとき、突然なんでかな~、と思っていたのでした。
 『ピンポンパン体操』は、名作だったと思います。
 
 
 
Unknown (まみ)
2007-08-04 06:21:33
阿久悠さんの、訃報記事を新聞で読みましたが、作品紹介の中に、ウルトラマンのことには一言も触れてませんでした(;▽;)。こちらで、「知られざる阿久悠氏の一面」を見てるような思いです(笑)。
 
 
 
書き込み御礼&レス (こーじ)
2007-08-04 22:53:17
>柴田真紀様
 確かに一さんの詞は‘ワケの分らないアバウトな詞’が幾つかありますが、勢いでねじ伏せる感じですね。
 ピンポンパン体操はホント今でも歌えますよ。

>まみ様
 こちらの新聞にはウルトラマンタロウはありましたよ。
 
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