ウルトラの製作順と放映順

 先日の‘泉麻人のウルトラ倶楽部’ネタでウルトラQとセブンのOAを
放映順ではなく製作順でやっていたと書いた
のだが、それについて。

 ウルトラQは、1962年頃から企画ができており66年1月2日に第1話
である‘ゴメスを倒せ’がOAされた時には、
既に全28話が製作されてい
たそうだ。


 今では考えられない話だがQの内容が充実しているのは、
それだけ
じっくり時間をかけて製作されたという事が要因
の1つだろう。

 製作当初は東宝で本多猪四郎監督の助監督をしていた梶田興治、
TBSの円谷一、中川晴之助らの監督で始まり 14番目
あたりから東宝
系の監督が、梶田監督から野長瀬三摩地に
TBS系は中川監督から飯島
敏宏に替っている。


 製作開始当初は、怪奇現象を追う‘変身’や‘悪魔っ子’
‘1/8計画’など
が作られ、途中から侵略者が登場する
‘2020年の挑戦’や本格的な怪獣
モノのぺギラ偏や‘虹の
卵’といった路線に変更されているのが分るだ
ろう。


 唯一の怪獣対決モノの‘ゴメスを倒せ’が第1話でOAされ
ているのも
分る気がする。


 そして製作順としては古い作品を10話以降に持ってきてい
るのも
注目したい。


 製作最終話は、16話・ガラモンの逆襲。


 ガラモンを操るセミ人間が登場するが、セミ人間の造型が
ウルトラ
マンの製作第1話であるバルタン星人に流用されて
いるのは有名だ。

 しかもセミ人間を処刑する仲間の円盤は、バルタン星人の円盤と
して流用されている。


 最初の頃に製作された話では、軌道に乗った後に見ると変った
設定があるのに気付く。

 
 それについての詳細は次回に。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
ウルトラ倶楽部 (ゆう)
2007-08-05 21:38:13
ありましたねえ。そうそう、放映順ではなくて制作順で放送してましたね。小生も夏休み期間中の放送だったから、ナイターのある日はタイマー録画の設定を弄らなくてはならず、眠い目を擦りつつ設定をし直した事を思い出しました。なっつかしいですねえ。こーじさん。本当、懐かしいなあ。
 
 
 
懐かしいでしょう (こーじ)
2007-08-06 23:50:21
>ゆう様
 この番組では製作順でOAしてくれるのが、何といっても
マニアの心をくすぐってましたよ。
 
 
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