インディペンデンス・デイが面白かった理由

 11年前の今頃、正月映画のインディペンデンス・デイを
観に行った。
 巨大円盤の襲来に対して、人類が3日間に渡って戦い撃退
するというストーリーだ。
 この作品を見ていて思ったのが、特撮のスケールなどが
凄い以外にストーリーに対して妙に親近感がある。東宝の
怪獣映画の王道パターンなのだ。

 関沢新一氏は、3作目のキングコング対ゴジラから12作目の
ゴジラ対ガイガンまで2作品を除いた昭和ゴジラ8作品を担当
している。
 氏の得意技は複数の登場人物のEPを絡ませて行き、最後は
1つのEPにまとめていくというもの。
 
 考えてみるとインディペンデンス・デイでは、ヒラー空軍
大尉のEPとホイットモア大統領のEP、天才エンジニア・デイ
ヴィットのEP、そしてかつてエイリアンから拉致されたベト
ナム戦争帰りのパイロットのラッセル・ケイスのEPなどが
最初はバラバラでスタートし、途中から合流してくるのだ。
 特にデイヴィットの分かれた妻が、ホイットモア大統領の
主席報道官をやっていてデイヴィットと大統領の絡みなど
人間関係の妙が素晴らしかった。

 もっとも東宝特撮作品では、基本的に通常兵器は やられ役。
 最後は新たに開発された超兵器が登場して勝つパターンなの
に対してインディペンデンス・デイは、偶然捕獲したエイリア
ンの円盤を利用するものの、最終的には通常兵器で勝利すると
いうもの。
 やはりアメリカは、自らが使用している通常兵器に拘りが
あるのだろうか。 
 
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
いくら映画でも・・・・・・ (怪人太郎冠者@1553)
2007-12-15 00:12:19
確かに面白いのですが撃退の方法、広島や長崎の人はどう思ったか。あれは映画だからいいのか、それともいくら映画でもああいうやっつけ方はけしからんなのか。気になります。
それと、さすがアメリカ、大統領はきちんとしてますね。日本だったら総理大臣はおおよその見当はつきます。やっつけるのはM78星雲の某宇宙人かなあ・・・・・・。
 
 
 
まぁアメリカ万歳映画ですね (こーじ)
2007-12-16 00:08:31
>怪人太郎冠者@1553様
 やはり核攻撃をするのは、日本では‘オイオイ’ですね。
 大統領の出撃前の演説は、この映画のハイライト。
 日本の首相に、これを期待してもダメでしょう。
 役人の作文の棒読みでは、みんな奮い立ちませんよ。
 
 
 
Unknown (GOSIN)
2007-12-16 09:22:04
この映画はTV放映で見たのですが、すごく面白か
ったですね。特にホイットモア大統領の演説シーン
は感動モノでした。そして何より、宇宙人迎撃の為
集まったラッセル含む人々が戦闘機で戦うシーンが
印象に残っています。あまりあのように通常戦闘機
が活躍する作品というのは見たことが無かったので。

各人物のEPはどれも親近感が湧きましたね。核で
の攻撃は当時はどうとも思いませんでしたが、確か
に今思うと広島・長崎の人々にとっては・・・。
現実的といえば現実的だとも思いますけどね。
 
 
 
あの演説は、いいですね (こーじ)
2007-12-16 23:28:01
>GOSIN様
 あの戦いに行く前の大統領の演説は、素晴らしいですよね。
 ウルトラ系で隊長がやる演説みたいでした。
 通常戦闘機のバトルシーンに影響を受けたのが、ULTRAMANだったのでは?と思ったりします。
 
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