東洋の巨人・ジャイアント馬場が亡くなって10年

　早いもので‘東洋の巨人’と呼ばれたジャイアント馬場が亡くなって今日で
10年になる。　

　何度も書いているが10年前の今頃は脱腸の手術明けで大変だったの
だが、亡くなって数日後に新聞に‘ジャイアント馬場急死’という記事が載って
いてビックリした。

　殺しても死にそうになかった馬場が まさか・・・・

　64年生まれの私は当然のように前年亡くなっていた力道山の試合は見た
事がない。
　一方で馬場の試合は小学校低学年まで よく見ていた。
　というのもアントニオ猪木とのタッグで試合をしていたからだ。

　最初に見た印象は‘とにかくデカい！’これに尽きる。
　必殺技?の16文キックは子供心に強烈だった。

　同じ時期にOAされていたタイガーマスクでは悪役上がりのタイガーを
サポートする役柄で登場していたし、原作では虎の穴の本部に乗り込み
虎の穴のレスラー達をなぎ倒していた。

　日本プロレスのトップだったからという事もあるだろうが、馬場の人間性を
考えると適任だったと思う。
　もっとも覆面を被って‘グレート・ゼブラ’と名乗りタイガーマスクとタッグを
組んだのはご愛嬌だったが.

（誰が見ても馬場と分かるだろう！）

　残念ながら日本プロレスが分裂し馬場の全日本中継は土曜に移動した
ので、猪木の新日本ほど見る機会がなかったのだが大事な試合の時は
必ず見ていた記憶がある。
　なぜなら最高峰と言われたNWAタイトルは全日本でしかやってなかった
のだ。

　馬場率いる全日本プロレスは力道山以来の正統派プロレスと位置づけ
られていた。
　晩年には猪木のようにメインに拘ることなく平気で前座試合に出場し、
ラッシャー木村と義兄弟の掛け合いをやっていたのを思い出す。

　おりしも今年の3月で力道山以来プロレス中継をしていたNTVがプロレス
の地上波中継を打ち切るという記事が昨年載っていた。

　仮に馬場が健在だったら、どうなっていただろうか・・・・・