レアル・マドリード国王杯制覇:今回は勝負強さが美しさを上回る

レアル18年ぶりV=欧州サッカー(時事通信) - goo ニュース

 日本時間の今朝バレンシアのメスタージャで行われたスペイン国王杯ファイ
ナルは、延長の末レアル・マドリードがバルセロナに1-0で勝って18年ぶりに
優勝を決めた。

 いつものようにボールを支配し多彩なパス攻撃を仕掛けるバルサだが今日は
メッシを中心にした攻撃をレアルの中盤がファウルを辞さずの激しいディフェン
スで寸断し、Cロナウドやエジル、ディマリアを中心にしたカウンターで応戦して
決定機を作っていく。

 こうなるとボール支配率でバルサが上回っても、むしろレアルが押している
ムードになるから不思議だ。

 それでも後半はバルサが決定的な場面を3度ほど作ったがGKのカシージャス
がファインセーブで防ぐ。
 そして延長13分にCロナウドがヘッドで決めた1点を守りきり優勝を決めた
のだ。

 やはりカップ戦のファイナルは強い方が勝つのではなく、勝った方が強いと痛感
した。

 リーグ戦ではホームでバルサが5-0で圧勝し、アウェーでも1-1で引き分け
1勝1分で勝ち点差8を付けて優位に立っている。
 
 リーグ優勝が正直厳しいレアルにしてみると一発勝負のカップ戦のファイナルは
周到に準備して練った対策が嵌りやすい。
 だからこそモウリーニョ監督得意の堅守速攻のスタイルが効果的だ。

 考えてみると4月18日のマドリードでの試合でレアルは10人で1-1の引き分
けに持ち込んでいたので11月に0-5で大敗した苦手意識を払拭したのだろう。
 リーグ優勝を目指すには厳しい引き分けだが国王杯ファイナルに向けては十分
な手ごたえを感じ、選手達が‘バルサに勝つには これしかない’という戦術を徹底
できたと思う。

 ただし この試合でもGKのカシージャスのファインセーブがなければバルサが
先取点を奪って堅守速攻もできなくなり、11月のカンプノウでの試合のように
なった可能性がある。

 バルサが目指す‘美しいサッカー’とレアルが目指す‘リアリズムのサッカー’は
どちらも正解だろう。
 
 今回の国王杯はレアルが勝ったが、ホーム&アウェーで戦うチャンピオンズ
リーグのSファイナルは どうなるか?
 大いに楽しみである。

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 県ごとに放送... 憐と尾白高志... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。