日本シリーズまでの日程の間延び感が なくならないのは

 2戦先勝で勝ち上がるプロ野球クライマックスシリーズの1stステ
ージがセ・パ共にG2で終わりセは3位のジャイアンツがタイガース
に連勝し、パは2位のマリーンズがイーグルスに1勝1分でファイナ
ルステージに進出した。

 両リーグとも最終戦が行われなかったためファイナルステージま
で中2日開く形になったわけだが仮にファイナルステージが最終戦
までもつれ込んでも日本シリーズ初戦まで中4日開く事になるし、
レギュラーシーズン最終戦からCSまでも中4日開く事になっており
MLBがテンポよく中1日で基本次のステージに移るのと比べ間延び
感が目立っている。

 そもそもCSはレギュラーシーズンの消化試合を減らすという意味
合いもあるわけだから、それを考えると中4日ぐらいで済んでいる
とも言えるがMLBに比べてここまで日程が間延びする理由を挙げて
みると・・・

 まず興行面では興行形態が前売り中心主義というのがあり当日券
のみの興行だと空席が目立つケースが多いのを見ても理解できるし、
MLBのように雨などで中止の場合は移動日を潰して日程を消化する
という事ができない。

 これはドーム球場を本拠地にしているチームと屋外球場を本拠地
にしているチームの日程消化数がバラバラという事が度々あるので、
どうしてもレギュラーシーズン終了から中1日ほどでCS開催という
システムができない理由の一つになる。

 続いて現場の意識的に日程が開いた方が対戦相手の研究をじっく
りできるし選手達も調整ができるという考えを持つ人達がいるだろ
うと思われ、今でも‘試合をこなすより しっかり練習’という発想が
根底にあるのではないか。

 以前ホークスで育成上がりの選手が多く活躍している背景に3軍
制を敷き1イニングor1打席でも多く試合で起用する事を考慮して、
対外試合を増やしているのを批判する声が他球団関係者から上がっ
ていたという事が証明されると思う。

 そして‘投手を中心に勝つ’という思想が、今でも主流になっている
のかもしれない。

 よく言われるのは‘投手力が看板のチームは休養日が多い方が、攻
撃力が看板のチームは少ない方がいい’というもので、実際に攻撃力
を全面に押し出して戦うチームは試合を重ねる中で調整して行くの
だから試合勘が戻らない中で休養十分の投手達が向かって来ると不
利になるのは当然だろう。

 それを考えると何事にも保守的なプロ野球関係者達が、今までの
やり方を変えてまで日程を詰めようという発想はまずなさそうでは
あるのだが・・・

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