プロ野球開幕前夜に確認する事

プロ野球、２７日開幕＝大谷、菅野らが開幕投手(時事通信) - goo ニュース

　いよいよ明日は野球ファンにとっては一日千秋の思いで待ち続けた
プロ野球が開幕する。

　とりあえず明日の試合前までは12球団のファンは贔屓チームの優
勝を夢見る事ができる至福の時を過ごせていたのだが、明日の夜か
らは現実に引き戻され贔屓チームの勝敗に一喜一憂する日が始まる。

　年間143試合もの長丁場を戦うプロ野球を正しく観戦するには当然
ながら目先の1勝に一喜一憂する事無くシーズン全体を俯瞰して見て
いく事が大事で、目先の1勝に一喜一憂させようと煽る自称スポーツ
紙の記事に惑わされないようにしなければならない。

　年間130試合の時代に当時ライオンズのオーナーだった堤義明は
‘130は5×26だから5試合を3勝2敗ペースでクリアすれば貯金26で
独走しての優勝だし、2勝3敗ペースで終わると－26で最下位に終わ
る’と語っていたのだが、まさしく5試合を3勝2敗ペースでクリア
すると貯金29は86勝だから完全な独走優勝となる。

　反対に言えば年間60敗近くまではできるのだから目先の1勝には
少なくともオールスターまでは拘らなくてもいいわけだ。

　本当に痛い敗戦というのは贔屓チームのエースが相手の谷間の
投手とのマッチアップで敗れる時や勝ちパターンの継投で失敗し
て敗れた時ぐらいで、立ち上がりに大量失点して敗れた試合など
勝ちパターンの投手を休ませる事ができるとポジティブに考える
べきだろう。
　　
　にも拘わらずマスゴミは どんな負けでも‘痛い敗戦’と高校
野球などアマチュアトーナメントのノリで煽るのだからタチが
悪いし、特に高校野球などをスタンダードと思い込んでいる無垢
なファンは気をつける必要がある。

　開幕時からテンションを上げて臨んでも夏場には息切れする
ものだし、本当にテンションを上げて応援するのは9月以降で
十分なのだから。