20年前の今日は

 20年前の今日・89年8月7日は月曜日。

 午前中に映画・メジャーリーグを川崎のシネチッタで観て、夜は神宮球場で
サッカーの日本代表 対 マンチェスター・ユナイテッドの試合を観戦したの
だった。

 この年は夏の甲子園が8月9日からだったという事で、この日に組み合わせ抽選が行われていた。
 そこで組み合わせ抽選会の中継を見てからJR川崎駅まで電車で行く。

 シネチッタは蒲田に来てから敦煌や太陽の帝国にバカヤローを見ていた
のだが、これが最後の映画になった。

 メジャーリーグは当時としては話題の映画で、プラトーンに出演していた
チャーリー・シーンとトム・べレンジャーがバッテリーを組んでいた。
 かなり面白く もう1度見たかったが、時間がなかったので1回しか見られ
なかった。

 後から気付いたのだが、この映画の脚本と監督はスティングの脚本で
アカデミー賞を取ったデビット・ウォード。 
 彼に言わせると‘この映画は始まって5分で結末は分かる’との事。

 また
‘ベースボールは勝敗も大事だが、個々のプレーをしっかり鑑賞
する事が何より大事なのだ’
という持論の持ち主だそうだ。 

 そこでインタビューアーが
‘ならばメジャーリーグの結末は最終戦でヤンキースに負けた方が あなたの
持論に合うのでは?’
と尋ねたところ
‘確かに最初は そう考えたが、私の故郷であるクリーブランドは
ずっと優勝してないので、せめて映画の中で優勝させてやりたい
という誘惑に勝てなかった’
と答えたらしい。

 それから大学生の友人達と新宿で おち合って信濃町へ。
 実は この日は7月に札幌で行われるはずだったジャイアンツ戦の予備
カードが東京ドームで行われる予定だったがチケットはソールドアウト。
 非合法組織から購入して観戦する事も考えたが、値段が張るので断念し
神宮のサッカーフェスタに行く事に。 

 カードは日本代表対マンチェスター・ユナイテッド。
 今ならプレミアものだが当時はそこまでサッカーに興味がなく、たまたまと
いう感じ。

 実際に人工芝の神宮球場で行われる試合は味気なく、ショートパスを
つなぐ日本の持ち味が人工芝のために早すぎる球足でつながらない。
 一方のマンUはハイクロスを上げてくるので さして人工芝の影響もなく
1点を奪うと そのまま逃げ切ったのだった。

 当然のように友人達と

‘あ~損した、カネを捨てたようなもの’

とボヤキながら帰途についたものだった。
 だから‘神宮の冷やしタヌキうどんが美味しかった’ぐらいしか印象にない。

 まぁ今なら考えづらい事だろうけれど、昔はサッカーに対する感覚はそんな
ものだったのだ。 

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