今から40年前にOAされていたのがレインボーマン。
月光仮面の川内康範によるもので当時のスタンダードだった1話完結ではなく
1クール13話で1つの話を終えるという作品だったのだが、13話を費やすだけ
あって敵組織・死ね死ね団の陰謀も大がかりで最初が人間を発狂させる薬・
キャッツアイを蔓延させようとするキャッツアイ作戦で2つ目が最もインパクトが
大きいニセ札作戦。
M作戦と名付けられた この作戦は宗教団体を隠れ蓑にし、ニセ札をばらまいて
日本経済を大混乱に陥れる事により食糧不足から暴動を起こさせるという
ショッカーをはじめとした他の悪の組織とは一線を画した現実的なものだった。
最終的にはレインボーマンが総理大臣に食料の無料配給を直訴して配給制
になり作戦は失敗するのだが、このEPにより実際にニセ札が出回ると どれだけ
大変な事態になるかという事を小4の時に知る事になったわけでニセ札作りが
かなりの重罪になる理由が分かった。
しかもM作戦編はレインボーマン抹殺のためにフドラ・ガルマ・アイズリーら
魔女イグアナ率いる6人の異形の殺人プロフェッショナルが登場してレインボー
マンと死闘を繰り広げたり、死ね死ね団を追って行方不明になっていたヤマト
タケシの父・一郎が登場するなど4つのEPの中で最も楽しめるシリーズに
なっている。
このEPが今から40年前の今頃OAされていたのだから、当時の我々は幸運
だったわけである。