祝・オリンピック候補地、東京に決定

　2016年のオリンピック候補地に東京が選ばれた。
　福岡県内に住んでいる私としては本来残念だと思わないといけないの
だろうがよかったと思っている。
　もともと私はスポーツイベント大好き人間だからオリンピックが
開催されるのは嬉しいのだが問題はタイミングである。
　12年の候補地に大阪が名乗りを上げ決選投票になる前に落選したという
事例がある。考えてみれば東京が64年で次にアジアで開かれたのは88年の
ソウル、実に24年のインターバルである。
　ソウルから北京までは20年のインターバルがある、つまりアジアで
次回開催できるのは早くて28年という事に常識的に考えればなるのだ。
それなのに08年に北京開催の次にも拘わらず、立候補した大阪が真っ先に
落選したのは当然だ。
　問題は日本の候補地になった後で、どうやって他の国の立候補都市と戦うか？
莫大な経費がかかるのは目に見えているし、それは税金で賄われるのは当然で
福岡市民のみではなく県民まで負担がかかる。
　負ける率が高いにのに更に金をかけるというのは具の骨頂で、
福岡市は玄海沖地震の保障すらしてないし復興資金もかかる。
優先順位は玄海沖地震の被害者の復興のはずだ。
　にも拘わらず強引にでも立候補に打って出るのには人工島政策の失敗を
ごまかすためとか、須崎地区の再開発という大義名分に名を借りた怪しげな
業者との癒着あたりをごまかしたり正当化するための招致としかみれないのだ。
　どこの都市でもオリンピックの開催には血眼になるし綺麗事だけでは絶対
すまない内情を抱えているのは当然だが、今回の福岡の立候補は当初九州全域で
開催などオリンピック憲章を知らないとしか思えない文字通り絵に描いた餅
構想をぶち上げ無理だと分かったとたんに福岡のみで立候補と本当に開催
したいのではなく自分達の名誉のためのみに開催に拘ったとしか思えない。
　因みにオリンピック観戦はアテネで例えば水泳と柔道が、ほぼ同じような
時間帯に決勝が離れた会場で始まるのであちらが立てればこちらが立たず
状態に陥る。しかも終了後は道は渋滞するし色々な不具合が生じるので
ライブに拘る私などは地元以外で行われるのが望ましいと思う。