昭和コンピューター考

 今から50年前に放送開始されたバビル2世の住処・バビルの塔は
コンピューター管理されているのだが、バビル2世ともメインコン
ピューターは会話をするのだから凄い。

 つまりメインコンピューターは音声入力し音声出力ができると
いうシロモノで、他のサブコンピューターはオープンリールのテ
ープが回りながらチカチカとランプが点滅しカタカタと音を出し
ながら紙の鑽孔テープで出力するイメージ。

 一方バビル2世が敵の基地に侵入しコンピューターを狂わせる
場合には、テープが際限なく溢れ出るという描写があったわけで
今のようなフリーズやウィルスを流されるようなシーンはないの
が特徴だ。

 そういえば仮面ライダーのショッカーライダー編ではアンチ
ショッカー同盟のコンピューターがゲルショッカー首領の正体
を発見し、そのデータの入ったテープの争奪戦というのが6人
のショッカーライダー編のテーマだった。

 そのテープというのはカプセル状でアタッシュケースに入れ
られている今見てみると仰々しい物だったが、‘コンピューター
にかけてみる’的なセリフが出て来るので今となっては違和感が
ある。

 まぁ当時のコンピューターといえばスパイ大作戦など海外ド
ラマでもコンピュータールームのような設備が必要になる大仰
なものだったのが、今ではノートパソコンのように軽量化され
ているというのは60年代~70年代では考えられなかったのだろ
うと思う。

 だからアンチショッカー同盟との攻防戦となった首領のデー
タが入ったカプセル状のテープは、今ならフロッピーからディ
スクやフラッシュメモリーになるのではないだろうか。

 そういった事を考慮すると昭和の時代コンピューターは大仰
な物というイメージだったわけで、50年経って時代の進化を感
じるものだ。

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