野球は日陰で するもの？

　酷暑の中で行われた夏の甲子園だったが、暑いさなかでの野球は経験
者の私でも過酷だと思う。

　そういえば小6の頃に実母の弟にあたる叔父さんから‘野球の練習に付き
合う’と言われ、学校のグランドでキャッチボールを始めてノックを受けて
いたら あまりの暑さに気分が悪くなってダウンした。

　叔父さんは当時34歳だったのだがダウンした私が不甲斐なく思ったのか
‘これぐらいの暑さでダウンなど もっての他’
と言われ
‘野球は日陰でするもの’
と私が反論したので さぁ大変。

　その事が実母や祖父達に知られ‘野球を日陰でするとは何事だ、高校
野球の決勝なんか1番暑い盛りの13:00プレーボールじゃないか’と散々
怒られたのだった。

　とはいえ小4の頃から遊びの野球を友達とやっていたが、実際に我々は
日陰で野球をしていたのだ。

　ウチの小学校のグランドと地元の鎮守である春日神社は隣同士になって
いる。
　神社というからには 鬱蒼とした木立があるのが当然で、画像にあるように
春日神社も木立に囲まれている。

 　そしてフェンスあたりが現在は神社の第2駐車場になっているのだが、
ここは木立に覆われているので木陰になっていた。

　画像では我々の頃にあった木立の多くが枝打ちされ伐採されているので、
現在は木陰が殆どないものの当時は かなり覆われていた。
　だから夏場の暑そうな頃にグランドに集まって行う野球は晴れると必ず
春日神社の第2駐車場でやっていたのだ。

　それで‘野球は日陰でするもの’と言っていたのだが、あれから35年経った
今は酷暑が声高に叫ばれドーム球場が全国に6つもある時代になった。

　当然ドーム球場の試合は日陰でする事になるので、ある意味 我々は時代
の先端を行っていたのか？と当時いっしょに遊んでいた友人達と笑って話す
今日この頃だ。