ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
孤門と凪の対立に ついて
ウルトラマンネクサスの主役である孤門一輝は警視庁のレスキュー隊から
ナイトレーダーにスカウトされて入隊するのだが、人の命を助けるという事を
モチベーションにして戦っている。
一方の副隊長である西条凪は子供の頃に両親を人間体のビーストから
殺害されたのがトラウマになって、憎しみのエネルギーこそが自らのパワー
になると信じて疑わない。
だから初期のネクサスではモチベーションが違う両者の対立が よく描かれ
ていた。
隊員同士の対立といえば帰ってきたウルトラマンにおける郷秀樹と岸田
文男隊員の対立が有名だ。
もともとMATの岸田長官の甥っ子で軍人エリート一家の岸田に対し、自ら
の命を捨ててでも子供と犬の命を守ろうとしたという事でスカウトされた郷
ではバックボーンが違うので岸田は内心 面白くなかったのかもしれない。
しかもウルトラマンの能力を授かった郷は怪獣の探知など他の隊員では
できない事を行い軋轢を起こしているので、少数精鋭でチームワークが
身上のMATで勝手な行動を取る郷に郷に対して辛く当たるのは仕方ないの
かもしれない。
子供時代に帰ってきたウルトラマンを見ていた私などは、今回の孤門と
凪の対立は十分予想できるが初めてウルトラを見る子供達にとっては面白く
ない事だろう。
人命救助を第一に考え最後まで諦めずに助けようとする孤門は戦闘の
プロである凪にとって甘っちょろい理想主義者にしか思えないのだろう。
よくしたもので両極端な両者が組んでミッションに当たるケースが多かった
ので、対立が余計に目立ったのだ。
ただ凪も決して主義が違う孤門を憎んでいたわけでなく弱い心が命取りに
なるという思いやりから辛く当たっていた事が分かるのがEp13で、リコを
失い休暇を与えられた孤門を‘そういう弱い心に溝呂木が付け込む’と
心配し、溝呂木からダークフィールドに引きずり込まれて いたぶられていた
孤門が戻って来た時に平手打ちして正気に戻させている。
だからこそ孤門も最終回で闇に飲まれた凪を探しに命を賭けて飛び込み、凪を見つけると ‘あなたの厳しさがボクを今まで支えてくれた。
あなたの強さがボクを勇気付けてくれた。
憎しみは乗り越えられる・・・・・・’と言って救おうとしたのだった。
郷と岸田も途中からは互いの人となりを理解して仲良くなったのと同様に
孤門と凪も互いのバックボーンを理解して歩み寄って行ったのだろう。
だからこそ光が凪から孤門に受け継がれたのかもしれない。
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