ガイアの名敵役・サイコ(クイン)メザード

 ウルトラマンガイアで4度にわたって登場したのがサイコ(クイン)メザード。

 波動生命体という特殊な設定の敵で通常の地球上の物質とは存在する
空間が異なるためというのから他の人間の側から攻撃しても命中しない。
 そこで我夢達が開発したパイロットウェーブで実体を現すのだが、撃墜
されても そこからが本番。

 最初はEP4で お台場に現れ振動によって物体を崩壊させ地球を砂漠化
させようとしていたと思われる。
 ただ このEPのエンディングの時に田端が‘気になるのが全員が頭の中を
覗かれていたような気がする’と言ったのが後々意味を持ってくる。

 続いてEP13では山梨の城岩温泉に現れ電話回線を使って人々を操り、
ガイアとの戦いでは街の人々を人質にして盾のように使っていた。 

 更にEP19では脳のシナプスを刺激して幻覚を見せる幻覚誘発粒子を
出してXIGのオペレーター・佐々木敦子を操っていた。 

 そしてEP37ではKCBを占拠して放送設備を利用し人間を洗脳する干渉
電波を発信し人間同士を争わせようとしただけでなく、稲森博士に擬態して
藤宮の前に現れ誘惑して人類を滅ぼす尖兵として利用するために邪魔な
玲子を殺させようとした。
 更にガイアとの戦いでは幻影のウルトラマンアグルまで登場させてガイア
を苦しめたのだった。

 こうしてみるとウルトラシリーズでは珍しい4度も登場したという敵だけで
なく、戦う度に進化して凶悪化している様子が分かるだろう。
 1話完結が基本だった昭和のウルトラでは殆ど登場しないタイプだから、
大河ドラマ形式のガイアだからこそ登場できた敵だと思われる。

 こういう敵が登場するからガイアは面白いのだ。 

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コメント
 
 
 
敵も味方もヴァージョンアップ (NEXUS(偽))
2009-05-25 18:49:36
「ガイア」のキャッチフレーズが「ヴァージョンアップファイト」なのですが、ガイアやアグルがV1からV2へヴァージョンアップするのと同様に、XIGや破滅将来体もどんどん強くなりますね。
例えばXIGならチームハーキュリーズ。初登場の二話ではバイソンを駆っていた彼らが、次に出てくる時は乗機がスティンガーになっていました。
主人公たるガイア、当初は我夢自身の身体能力の低さから怪獣に遅れを取るシーンが多々あった物の、次第に我夢自身がウルトラマンとして進化をしていった様子が良く解ります。
最初にヴァージョンアップを見せたのはアパテー。第三話でガイアとの戦闘中にアーマーを増やして以後はガイアの攻撃を寄せ付けなくなりました。”金属生命体”と言う枠で考えればアルギュロスと融合してミーモスにも進化。そしてメザードもその例の一つですね。
 
 
 
そうでした (こーじ)
2009-05-27 00:01:38
>NEXUS(偽)様
 ‘ヴァージョンアップファイトだ!’とやってましたね。
 やはり、だんだん強くなるのは面白く嬉しいですね。
 
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