2016選抜高校野球,第4日

【センバツ】強打の九州王者・秀岳館がセンバツ初勝利!花咲徳栄は猛追も及ばず...

 大会4日目最大の注目カードは第3試合の秀岳館-花咲徳栄戦で、
徳栄の左腕エース・高橋を九州を制した強打が看板の秀岳館打線が
どう攻略するか。

 大黒柱エース対複数投手陣に昨夏のメンバーが残っているチーム
対ほぼ初出場チームの違いという注目点もあるし、両校は03年に
初戦で対戦して徳栄がサヨナラ勝ちしているので今回はどうなるか。

 第1試合は優勝候補筆頭の大阪桐蔭に古豪・土佐が挑むのだが、
土佐のエース・尾崎が どこまで桐蔭打線相手に粘れるか。

 第2試合は南陽工・重富と市和歌山の赤羽の投げ合いが予想され
るわけで、両校の打線がどこまで援護できるか。

 第1試合:土佐 0-9 大阪桐蔭

 2回に土佐は4番&5番の長短打と好走塁でノーアウト2・3塁から
1アウト満塁とするが後続を絶たれて無得点。

 桐蔭もその裏に4番が2ベースで出塁するが得点できずに迎えた
3回、1アウトから9番が死球で出塁しバントは失敗したが盗塁と
内野安打で2アウト1・3塁から3番の2ベースで先制すると四球で
満塁から5番の2点タイムリーで3点を先行する。

 この3点で桐蔭の高山は立ち直り4回以降土佐打線をノーヒットに
抑える一方で追加点を奪えなかった桐蔭打線は6回に6番以下の3連
打と犠牲フライで2点を上げて5-0とし ほぼ勝負を決めた。

 2回のチャンスに土佐が1点でも先に取っていればとは思うものの
1-0では勝てない相手なのでスクイズをしなかったのは正解だし、
3回裏に2アウト2塁でショート前のゴロが内野安打になったのが
土佐にとっては不運だった。

 第2試合:市和歌山 0-6 南陽工

 1回から南陽工は5回を除いて毎回ランナーを出すもののライナー
での併殺とホーム突入アウトが、それぞれ2度づつあるように押し
ながら得点できず。
 
 和歌山も4回以降は毎回ランナーを出して特に6回は先頭の1番が
2ベースで出塁しバントで1アウト3塁や2つの四死球で2アウト満塁
まで攻めるがコチラも得点できず。

 両校無得点で迎えた9回に6番&7番が連続死球でノーアウト1・2
塁から8番のバントを投手が3塁に悪送球し均衡が破れると、バント
ヒットでノーアウト満塁から1番が投ゴロ併殺で2・3塁から2番が
ポールに当たる3ランで4-0とし更に2点を加えて勝負を決めた。

 南陽工・重富、和歌山・赤羽が共にランナーを出しながら粘りの
投球で8回まで0-0で来た中で南陽工の方が押し気味だっただけに、
和歌山がワンチャンスを生かすかと思われたが思わぬところから
先制点が入った事で運が一気に流れが南陽工に行った感じでポー
ルに当たった3ランなど最たるものだろう。

 第3試合:秀岳館 6-5 花咲徳栄

 1回に3四死球で2アウト満塁のチャンスを逃した徳栄は3回に
1アウトから2番がヒットで出塁するとバントで2塁に進み4番の
タイムリーで先制する。

 その裏 秀岳館は1アウトから1番&2番の連打と3番の四球で満
塁とし4番の2ベースで逆転すると、5番の犠牲フライに6番&7番
の長短打とWスチールで一挙に5点を上げる。

 5回に徳栄が2ベースで出塁した9番が暴投で生還し1点返すが、
その裏に秀岳館は3番がヒットで出塁し4番の投ゴロが野選となり
ノーアウト1・2塁から5番のタイムリーで6-2とする。

 6回から登板した2番手の田浦に抑えられていた徳栄は8回に1番
が死球で出塁し、2番の2ベースでノーアウト2・3塁から内野ゴロと
4番&5番の連続2ベースで3点を返して1点差にしリリーフに出た
有村は暴投で1アウト3塁まで攻め立てられるが後続を絶ち逃げ切っ
た。

 徳栄にとって痛かったのは先発の堀江が立ち上がりにボールが
荒れ気味で3つの四死球を出したのに、アウト3つが全て三振と
攻めきれなかった事で1回に先取点を上げていれば一気に徳栄
ペースになっていたかもしれない。

 9番以外は先発が全員ヒットを放った秀岳館に対し徳栄はヒット
6本中5本が4番までという打線の厚みの差が出たという事だろう。

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