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生き物の命を救う事だけに限定されませんが、
存命中に 積徳を心がけ続けた人は
臨終において
天界や浄土からの来迎を受けるとされています。
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張提刑という男は 天性の仁慈の性質があり、
市場で される動物を見かけると いたたまれなくなって
金を惜しまず 全ての生き物を買い取って林野に放してやるのを
日々の日課としていた。
そのようにして過ごすこと久しく、
命を救った動物の数は 数え切れぬほどとなった。
その後 張提刑が臨終を迎えた時、
張は家族にこう言った。
「私は一生を動物の命を救う事で徳功を積み、
今 天宮の御方の来迎を受けているので、
私は天界に入るだろう。」
そう言い終わると張は
病もない 安らかな死を迎えたのだった。