一遍誦す事によって
大蔵経全巻を一遍誦すのと同じ功徳が得られるとされます。
「獲得暇満大舟時(かとくかまんだいしゅうじ)
自他為渡輪迥海(じたいとりんねかい)
昼夜恒時不懶散(ちゅうやこうじふらいさん)
聞思修是仏子行(もんししゅうぜぶっしぎょう)。」
「親方貪心如水蕩(しんほうどんしんにょすいとう)
怨方瞋心似火燃(えほうしんしんじかねん)
取捨皆忘痴黒暗(しゅしゃかいぼうちこくあん)
抛棄故郷仏子行(ひょうきこきょうぶっしぎょう)。」
「捨悪境故漸減惑(しゃあくきょうこせんげんわく)
無懶散故善自増(むらいさんこぜんじぞう)
心澄於法起正見(しんちょうじんほうきしょうけん)
依静処為仏子行(いぜいしょいぶっしぎょう)。」
「常伴親友各自散(じょうはんしんゆうかくじさん)
勤聚財物遺為跡(きんじゅざいぶついいせき)
識客捨棄身客房(しききゃくさきしんきゃくぼう)
捨此世為仏子行(しゃしせいぶっしぎょう)。」
「交近彼而三毒増(こうきんひじさんどくぞう)
且令聞思修退転(しゃれいもんししゅうたいてん)
能使慈悲滅尽者(のうしじひめつじんしゃ)
遠悪友為仏子行(えんあくゆういぶっしぎょう)。」
「依止何者罪過滅(いしかしゃざいかげん)
功増如上弦月(くどくぞうじょじょうげんげつ)
勝善知識及自身(しょうぜんちしききゅうじしん)
愛彼勝己仏子行(あいひしょうこぶっしぎょう)。」
「自亦束縛輪迴故(じえきそくてんりんねこ)
世間神祇能救誰 (せけんじんぎのうきゅうすい)
由此依止不欺者(ゆうしいしふぎしゃ)
帰依三宝仏子行(きえさんぽうぶっしぎょう)。」
「諸極難忍悪趣苦(しょごくなんにんあくしゅく)
能仁説為悪業果(のうじんせついあくごうか)
是故縦遇命難時(ぜこじゅうぐうめいなんじ)
終不造罪仏子行(しゅうふぞうざいぶっしぎょう)。」
「三界楽如草頭露(さんがいらくにょそうずろ)
一瞬刹那毀滅法(いっしゅんせつなきめつほう)
恒時不変解脱果(こうじふへんげだつか)
追求其為仏子行(ついぐきいぶっしぎょう)。」
「無始以来慈我者(むしじらいじがしゃ)
諸母若苦我何楽(しょもじゃくくがからく)
是故為渡諸有情(ぜこいとしょうじょう)
発菩提心仏子行(ほつぼだいしんぶっしぎょう)。」
「諸苦源於欲自楽(しょくげんじんほつじらく)
諸仏利他心所生(しょぶつりたしんしょしょう)
由此自楽与他苦(ゆうしじらくよたく)
如実交換仏子行(にょじつこうかんぶっしぎょう)。」
「誰以大欲劫我財(すいじたいほつごうがざい)
或令他奪一切財(こくれいただついっさいざい)
己身受用三世善(こしんじゅようさんぜぜん)
仍回向彼仏子行(じょうえこうひぶっしぎょう)。」
「吾雖無有少過咎(ごすいむゆうしょうかきゅう)
他人竟来断我頭(たじんきょうらいだんがとう)
以悲心故彼諸罪(じひしんこひしょざい)
自身代受仏子行(じしんだいじゅぶっしぎょう)。」
「何者於吾生誹謗(かしゃじんごしょうひぼう)
雖広宣揚遍三千(すいこうせんようへんさんぜん)
仍復吾以慈心故(じょうふくごじじしんこ)
讃彼是仏子行(さんひとくぜぶっしぎょう)。」
「何者於衆集会中(かしゃじんしゅうしゅうかいちゅう)
掲吾隠私悪言向(けいごいんしあくごんこう)
於彼還生益友想(じんひかんしょうえきゆうそう)
恭敬其是仏子行(きょうけいきぜぶっしぎょう)。」
「吾以如子護養人(ごじにょしごようじん)
彼若視我如怨仇(ひじゃくしがにょえんきゅう)
猶如母憐重病児(ゆうにょぼりんじゅうびょうじ)
倍悲憫是仏子行(ばいひみんぜぶっしぎょう)。」
「与吾同等或下劣(よごどうとうこくげれつ)
雖懐傲慢屡欺凌(すいかいほうまんるぎりょう)
吾仍敬彼如上師(ごじょうけいひにょじょうし)
恒頂戴為仏子行(こうちょうたいいぶっしぎょう)。」
「恒受貧苦為人欺(こうじゅひんくいじんぎ)
復遭重病及魔侵(ふくそうじゅうびょうきゅうましん)
衆生諸苦己代受(しゅじょうしょくこだいじゅ)
無怯弱是仏子行(むほうじゃくぜぶっしぎょう)。」
「美名四揚衆人敬(びめいしようしゅうじんけい)
財物量等多聞天(ざいぶつりょうとうたもんてん)
然視世妙無実義(ぜんしせみょうむじつぎ)
離驕慢是仏子行(りきょうまんぜぶっしぎょう)。」
「儻若未伏内瞋敵(とうじゃくみふくないしんてき)
外敵雖伏旋増盛(がいてきすいふくせんぞうじょう)
故応速興慈悲軍(こおうそくきょうじひぐん)
降伏自心仏子行(ごうぶくじしんぶっしぎょう)。」
「一切妙欲如鹹水(いっさいみょうほつにょかんすい)
任幾受用渇転増(にんきじゅようかつてんぞう)
於諸能生貪著物(じんしょのうしょうどんちゃくもつ)
頓捨卻是仏子行(とんしゃきゃくぜぶっしぎょう)。」
「諸所顕現唯自心(しょしょうけんげんゆいじしん)
心性本離戯論返(しんせいほんりぎろんへん)
知已当於二取相(ちいとうじんにしゅそう)
不作意是仏子行(ふさくいぜぶっしぎょう)。」
「会遇悦意之境時(かいぐうえついしきょうじ)
応観猶如夏時虹(おうかんゆうにょかじこう)
雖現美妙然無実(すいげんびみょうぜんむじつ)
捨貪著是仏子行(しゃどんちゃくぜぶっしぎょう)。」
「諸苦如夢中喪子(しょくにょむちゅうそうし)
妄執実有極労累(もうしつじつうごくろうるい)
是故会遇違縁時(ぜこかいぐういえんじ)
視為幻象仏子行(しいげんしょうぶっしぎょう)。」
「欲証菩提身尚捨(ほつしょうぼだいしんしょうしゃ)
何況一切身外物(かきょういっさいしんがいぶつ)
不望回報与異熟(ふぼうかいほうよかじゅく)
布施即是仏子行(ふせぞくぜぶっしぎょう)。」
「無戒自利尚不成(むかいじりしょうふじょう)
欲行利他成笑柄(ほつぎょうりたじょうしょうへい)
是故無世間希求(ぜこむせけんききゅう)
守護戒是仏子行(しゅごかいぜぶっしぎょう)。」
「欲享福善之仏子(ほつきょうふくぜんしぶっし)
一切損害如宝蔵(いっさいそんがいにょほうぞう)
於諸衆生無怨心(じんしょしゅじょうむえんしん)
修忍辱是仏子行(しゅうにんじょくぜぶっしぎょう)。」
「唯求自利小乗士(ゆいぐじりしょうじょうど)
見勤猶如救頭燃(けんきんゆうにょきゅうずねん)
為利衆生功源(いりしゅじょうくどくげん)
発起精進仏子行(ほつきしょうじんぶっしぎょう)。」
「已知具寂之勝観(いちぐじゃくししょうかん)
能尽摧滅諸煩悩(のうじんさいめつしょぼんのう)
違離無色界四処(いりむしきかいししょ)
修禅定是仏子行(しゅうぜじょうぜぶっしぎょう)。」
「若無智慧以五度(じゃくむちえじごど)
不得円満菩提果(ふとくえんまんぼだいか)
故具方便離三輪(こぐほうべんりさんりん)
修智慧是仏子行(しゅうちえぜぶっしぎょう)。」
「若不細察己過失(じゃくふさいさつこかしつ)
以行者貌行非法(じぎょうじゃぼうぎょうひほう)
是故恒察己過失(ぜここうさつこかしつ)
断除其是仏子行(だんじょきぜぶっしぎょう)。」
「因惑説余仏子過(いんわくせつよぶっしか)
令自違犯且退転(れいじいはんしゃたいてん)
已入大乗行者過(いにゅうだいじょうぎょうじゃか)
莫議論是仏子行(ばくぎろんぜぶっしぎょう)。」
「貪図利敬互争執(どんずりけいこうそうしつ)
令聞思修業退転(れいもんししゅぎょうたいてん)
故於親友施主家(こじんしんゆうせしゅか)
離貪著是仏子行(りどんちゃくぜぶっしぎょう)。」
「粗語傷害他人心(そごしょうがいたじんしん)
復傷仏子之行儀(ふくしょうぶっししぎょうぎ)
故於他人所不悦(こじんたじんしょふえつ)
断悪言是仏子行(だんあくごんぜぶっしぎょう)。」
「煩悩串習則難治(ぼんのうけんしゅうそくなんち)
士執念知対治剣(ししつねんちたいちけん)
貪等煩悩初萌時(どんとうぼんのうしょもうじ)
即さん除是仏子行(そくさんじょぜぶっしぎょう)。」
「総之何処行何事(そうしかしょぎょうかじ)
応観自心何相状(おうかんじしんかそうじょう)
恒具正念与正知(こうぐしょうんえよしょうち)
成弁利他仏子行(じょうべんりたぶっしぎょう)。」
「如是勤修所生善(にょぜきんしゅうしょせいぜん)
為除無返衆生苦(いじょむへんしゅじょうく)
悉以三輪清浄慧(しつじさんりんしょうじょうけい)
回向菩提仏子行(えこうぼだいぶっしぎょう)。」
「神霊之道(しんれいしどう)古今惟尊(ここんいそん)
威容赫赫(いようかくかく)無願不従(むがんふじゅん)
補佐天地(ほさてんち)変化飛空(へんげひくう)
志心欽奉(ししんきんほう)有祷皆通(ゆうとうかいつう)
消災降福(しょうさいこうふく)人宅安寧(じんたくあんねい)
一心帰命(いっしんきめい)願得長生(がんとくちょうせい)。」
「臣衆等志心帰命(しんしゅうとうししんきめい)
三界伏魔大帝(さんがいふくまたいてい)
神威遠鎮(しんいえんちん)関聖帝君(かんせいていくん)
保財開運天尊(ほざいかいうんてんそん)
福祿宮中一切童子(ふくろくきゅうちゅういっさいどうじ)
眞人官君将吏威霊等神 (しんじんかんくんしょうりいれいとうしん)。 」