この方法によって
七魄を除き 五智と菩提果が得られるとされます。
座して
臍に「オン」を誦しつつ
白光が出現して 時計回りに6回転しながら 藍色の光に変じ
「吾が身は 毘盧遮那仏(びるしゃなぶつ)なり」と誦し
そのようにして 痴毒を 法界体性智へと転じる。
次に 「マ」を誦しつつ
左のわき腹から 赤光が出現して 時計回りに6回転しながら 白色の光に変じ
「吾が身は 不動仏(ふどうぶつ)なり」と誦し
そのようにして 瞋毒が除かれ 阿頼耶識を含む八識を 大円鏡智へと転じる。
次に 「ニ」を誦しつつ
胸の中央から 黄色光が出現して 時計回りに6回転しながら 更に明るい黄光に変じ
「吾が身は 宝生仏(ほうしょうぶつ)なり」と誦し
そのようにして 慢心が除かれ 阿頼耶識を含む八識を 大円鏡智へと転じる。
次に 「ぺ」を誦しつつ
右のわき腹から 緑光が出現して 時計回りに6回転しながら 赤色の光に変じ
「吾が身は 阿弥陀仏(あみだぶつ)なり」と誦し
そのようにして 貪毒が除かれ 意識を 妙観察智へと転じる。
次に 「メ」を誦しつつ
関元穴(臍から約9センチ下の部位)から
藍光が出現して 時計回りに6回転しながら 白緑色の光に変じ
「吾が身は 金剛総持(こんごうそうじ)なり」と誦し
そのようにして 疑毒が除かれる。
次に 「ウン」を誦しつつ
喉元から 黒光が出現して 時計回りに2回転しながら 藍色の光に変じ
更に4回転して
全ての五色のエネルギーと 総集合する。
ここで 両手を外縛し
左右の人差し指と 親指をまっすぐに立てて
「サルヴァ・シャディ・ジャチュヤトゥ。」と誦し
赤色の光を観じながら 瞑想状態に入る。