「大乗不思議神通境界経」の経文の16文字でも
読経したり 聞いたり 書写したり 他人に教えるなどによって
十方の諸仏を
様々な珍宝によって供養したのと同じ 無量の福薀が得られ
菩提果を成就できるとされる。
以下 「大乗不思議神通境界経」の一部です。
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「爾時(にじ)
妙吉祥菩薩(みょうきっしょうぼさつ)
見是相已出三摩地(けんぜそういしゅつさんまじ)
従彼東方大宝仏刹(じゅうひとうほうだいほうぶつせつ)
来此娑婆世界(らいししゃばせかい)
随所経歴諸仏刹土(ずいしょけいれきしょぶつせつど)
悉現如是神通変化(しつげんよぜじんつうへんげ)
普令一切獲大利益(ふれいいっさいかくだいりやく)
於其種種仏刹(おごしゅじゅぶっせつ)
皆見如来執宝蓮華(かいけんにょらいしっぽうれんげ)
各各為彼衆生説法(かくかくいひしゅじょうせっぽう)
或見仏刹(こくけんぶっせつ)
地獄衆生現受苦者(じごくしゅじょうげんじゅくしゃ)
仏為救度皆得離苦(ぶついきゅうどかいとくりく)
及彼畜生餓鬼等(きゅうひちくしょうがきとう)
趣互相食たん(しゅごそうじきたん)
極苦悩者亦皆離苦(ごくくのうしゃえきかいりく)
乃至閻魔界中(だいしえんまかいちゅう)
現受一切苦悩衆生(げんじゅいっさいくのうしゅじょう)
見仏各為(けんぶつかくい)
如応説法(にょおうせっぽう)
是諸衆生(ぜしょしゅじょう)
一一皆得遠離苦悩(いちいちかいとくおんりくのう)
各各発趣(かくかくほっしゅ)
阿耨多羅三藐三菩提心(あのくたらさんみゃくさんぼだいしん)
有仏刹中(うぶっせつちゅう)
或見如来(こくけんにょらい)
広為一切阿修羅衆(こういいっさいあしゅらしゅう)
如応説法(にょおうせっぽう)
各各得転阿修羅身(かくかくとくてんあしゅらしん)
有仏刹中(うぶっせつちゅう)
或見如来(こくけんにょらい)
住妙吉祥神通境界(じゅうみょうきっしょうじんつうきょうかい)
為諸刹帝利大族婆羅門(いしょせつていりだいぞくばらもん)
大族長者大族(だいぞくちょうじゃだいぞく)
如応説法(にょおうせっぽう)
各獲利益(かくかくりやく)
或為四大王天諸天子衆(こくいしだいてんのうてんしょてんししゅう)
如応説法(にょおうせっぽう)
謂諸天子言(いしょてんしごん)
汝等当知(じょとうとうち)
彼一切行皆悉無常(ひいっさいぎょうかいしつむじょう)
勿起意念謂究竟法(ぶつきいねんいくきょうほう)
聞是法者皆獲利益(もんぜほうしゃかいかくりやく)
有仏刹中(うぶっせつちゅう)
或見如来(こくけんにょらい)
住妙吉祥神通境界(じゅうみょうきっしょうじんつうきょうかい)
為三十三天帝釈天主等(いさんゆうさんてんたいしゃくてんしゅとう)
諸天子衆(しょてんししゅう)
如応説法(にょおうせっぽう)
亦復謂言(えきぶいごん)
諸行無常非究竟法(しょぎょうむじょうひくきょうほう)
諸有智者当如実知(しょうちしゃとうにょじつち)
不応於中作究竟想(ふおうおちゅうさくくきょうそう)
聞是法者皆獲利益(もんぜほうしゃかいかくりやく)
有仏刹中(うぶっせつちゅう)
或見如来(こくけんにょらい)
住妙吉祥神通境界(じゅうみょうきっしょうじんつうきょうかい)
為夜摩天諸天子衆(いやまてんしょてんししゅう)
知足天中諸天子衆(ちそくてんちゅうしょてんししゅう)
化楽天中諸天子衆(けらくてんちゅうしょてんししゅう)
他化自在天中諸天子衆(たけじざいてんちゅうしょてんししゅう)
梵衆天中諸天子衆(ぼんしゅうてんちゅうしょてんししゅう)
梵輔天中諸天子衆(ぼんほてんちゅうしょてんししゅう)
大梵王天諸天子衆(だいぼんのうてんしょてんししゅう)
如是乃至色究竟(にょぜだいししきくきょう)
天諸天子衆(てんしょてんししゅう)
各各如応為其説法(かくかくにょおういごせっぽう)
聞所説法皆獲利益(もんしょせっぽうかいかくりやく)
或見如来(こくけんにょらい)
住妙吉祥神通境界(じゅうみょうきっしょうじんつうきょうかい)
為諸初地菩薩摩訶薩衆(いしょしょちぼさつまかさつしゅう)
如応説法(にょおうせっぽう)
或為二地(こくいにち)
或為三地(こくいさんち)
或為四地(こくいしち)
或為五地(こくいごち)
或為六地(こくいりくち)
或為七地(こくいしっち)
或為八地(こくいっはっち)
或為九地(こくいきゅうち)
或為十地諸大菩薩(こくいじっちしょだいぼさつ)
摩訶薩衆(まかさつしゅう)
或為一生補処(こくいいっしょうほしょ)
当得成就(とうとくじょうじゅ)
阿耨多羅三藐三菩提者(あのくたらさんみゃくさんぼだいしゃ)
各各如応説法(かくかくにょおうせっぽう)
要使令増進住不退転(ようしれいぞうしんじゅうふたいてん)
乃至普令(だいしふれい)
円満安住大涅盤界(えんまんあんじゅうだいねはんかい)。」