宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

尊いものを見た

2010年02月25日 | にわかフィギュアスケート
さて、オリンピックも終盤、2/24はフィギュアスケート女子シングルショートプログラムを観た。

2/21NHKで『浅田真央 金メダルへの闘い』という番組を観たこともあって、真央ちゃん応援の気持ちが高まる。
この番組、涙なくしては観られなかった。
ごめんなさい、今季調子悪いとかいう話が漏れ聞こえてきたときは「メンタルが弱いのかな」くらいにしか思っていなかった。
難しいプログラムと課題に対応するためだったのね。失敗はオリンピックで最高の完成作品を花開かせるための過程だったのだ。きっと。
他の誰かとの闘いではなくて、自分で納得できる最高の演技をするために黙々と練習し、技術の修正を試みる姿に、サムライ魂を見た。

さて本番はほんとうにすばらしかった!
見ていると涙が出てくる。
ほんとになぜなんだか分からないけど「尊いものを見た」という気持ちになる。
(私だけじゃなくて、こういう意見ほかにもよく見かける。普遍的なものなのだろうなー)

何度も放映があるから何度も見たけど、見るたびに発見があるというか、にわか鑑賞者なので、初見では「でも音楽の表現ということになるとどうかな」とか思ったんだけど、いやとんでもない、柔らかい手の動きとか、ひゃー難しそうなステップ、とか充分に舞踏会の雰囲気をかもし出していた。

そして、真央ちゃんの演技を思い出すと、心がすがすがしくなるというか、こちらも前向きにいろいろがんばろうという気持ちになる。それが不思議。

フリープログラムでも、こちらは演技中は荘厳で崇高な圧倒的な迫力で、でも演技後はまた、あのこぼれるような笑顔が見られるといいなー。
いや、きっとそうなるんだろうけど。

安藤さん(美姫ちゃんとは言えないなーなぜか)、鈴木さん(こちらもあっこちゃんとは言えないなーなぜか)も、それぞれ、素敵だった。フリーがほんと楽しみ。

個人全集の楽しみ

2010年02月25日 | にわかフィギュアスケート
と言っても、文学の話ではない。

フィギュアスケート4回転論争って、思っていた以上にシリアスな話題だったのですね。
にわか鑑賞なもんで、単純に、わー、面白い、とゲラゲラ喜んでたんだけど、プルシェンコは体中故障だらけだっていうし(T_T)、いろいろ記事を読むと現行採点はかなり問題があるみたいで、ミーハーチックにいろいろ書く楽しみがトーンダウンしてしまった。

しかしながら、スポーツの振興はミーハー観客あってこそのもの。
あープルシェンコって昔はほんとに銀河の王子様(=宇宙人)っていう風貌と演技だったのね。
でも、今のほうが、なんというか人間味が増してきた分、断然興味が惹かれる。
皇帝キャラで君臨してほしいーー

タイトルを「個人全集」としたのは、フィギュアって、ぽっと1回だけではなく、長いスパンで選手の成長を見ていくほうが、より楽しめそうで、それは文学全集を読むのとも似ているなと思ったのだ。
映画を俳優で観るというのとも似ている。
プロ野球とかもそういう楽しみで長年ファンをやってる人が多いのだろうなー。
ただ、フィギュアスケートって他競技に比べて、選手生命が格段に短いのが悲しい…プルシェンコはこれからのほうが、味わい深い(表現しづらいが、より変態ちっくな?)演技になりそうなんだけどなー、体に堪えそうだし競技アスリートとしては厳しいのだろうなー。

(バンクーバーオリンピックフィギュアスケートにわか鑑賞の経緯は「ほらあなJournal2」に)