11月16日19時半からやっていたNHK「クローズアップ現代」をたまたま観て、なんだか歯がゆいなあと思った。
無実の逮捕なぜ~狙われた中小企業 300日の記録~ - NHK クローズアップ現代 全記録
番組中では、逮捕の定義がいかに当てはまらないかの技術的説明に長く時間が割かれていたのだけど、いやいや視聴者の関心はそこじゃないだろうと思った。タイトルにひかれて観続けたのに肩透かし。
「狙われた中小企業」と言うからには、「警察が」「大企業ではなく中小企業を選んで」「意図的に逮捕した」という意味だと思うけど、番組中での具体的な言及は無し。その理由への追及も無し。
まぁ、こんな事件があったことも知らなかった視聴者(私)に、「なにかがおかしい」と思わせる意義はあったと思うけど。
製作者側の「察して」を感じて勝手にいろいろ想像してしまうのは、内容は全然違うけど、テレビ局が舞台でもあるドラマ「エルピス」の影響かなぁ…
観ようと思ったきっかけは「長澤まさみ4年ぶりの主演ドラマ。落ち目の女子アナ役」で、コメディーだと思っていたのだった。
かつての鈴木保奈美主演「ニュースの女」(美少年だったタッキーも出ていた)を思い出したり。ああいうタイプの主人公像って好きなのよねーなどと。
タイトルの「エルピス」もエルビス・プレスリーをもじったのかなぁ、などとまったくとんちんかんな連想をしていた…
ということで、「カルテット」「大豆田とわ子と三人の元夫」の佐野亜裕美プロデューサーに脚本渡辺あや、そして演出大根仁、音楽大友良英という豪華スタッフによるものと後で知ってびっくり。
今のところすごくおもしろい。最後までおもしろいことを祈る。