無資格でビルの立ち退き交渉をしたとして弁護士法違反(非弁護士活動)に問われた建設会社「光誉(こうよ)実業」社長、朝治(あさじ)博被告(61)に対し、最高裁第1小法廷(宮川光治裁判長)は20日付で被告側の上告を棄却する決定を出した。懲役2年、執行猶予4年、追徴金約15億円とした1、2審判決が確定する。
1、2審判決によると、朝治被告は05~06年、弁護士資格がないにもかかわらず、不動産会社「スルガコーポレーション」(横浜市、民事再生手続き中)の委託を受け、ビルの入居者74人と交渉して立ち退かせ、計約18億円の報酬を得た。決定は「被告による立ち退き交渉は、弁護士しか扱えない業務に当たる」との判断を示した。
朝治被告は大相撲の松ケ根親方=元大関・若嶋津=に大阪市内の春場所の部屋宿舎を貸していた人物で、警察当局から指定暴力団山口組との関係を指摘されている。【伊藤一郎】
毎日新聞 2010年7月22日
1、2審判決によると、朝治被告は05~06年、弁護士資格がないにもかかわらず、不動産会社「スルガコーポレーション」(横浜市、民事再生手続き中)の委託を受け、ビルの入居者74人と交渉して立ち退かせ、計約18億円の報酬を得た。決定は「被告による立ち退き交渉は、弁護士しか扱えない業務に当たる」との判断を示した。
朝治被告は大相撲の松ケ根親方=元大関・若嶋津=に大阪市内の春場所の部屋宿舎を貸していた人物で、警察当局から指定暴力団山口組との関係を指摘されている。【伊藤一郎】
毎日新聞 2010年7月22日