全借連第2回常任理事会は、7月18日午前10時半から東京の豊島区内で開催されました。
田中祥晃会長の開会挨拶で始まり、佐藤富美男副会長の議長で議事がすすめられました。
細谷紫朗事務局長より住宅問題に関連する区や自治体の動きが報告され、当面の運動課題について議論しました。①家賃補助創設と住まいの安定を求める国会請願署名運動を来年の通常国会に向けて開始する。署名目標は2万名とする。②借地借家法改悪反対全国連絡会主催の「全国学習交流集会」を11月15日午後1時30分からUR王子5丁目団地集会場で開催する。テーマは「戦後の日本の住宅政策の歴史と課題~居住福祉政策の確立に向けて」。講師は前東京経済大学教授の大本圭野氏。集会成功に向けて全借連として参加の取組みを強化する。③民間賃貸住宅と借地の実態調査を全借連の組合員を対象に取り組む。借地借家人の実態を調査し、今後の住宅政策の立案や要求運動に活用する。④賃料減額問題についてマニュアルを作成し、賃料減額の取組みを強化させる。⑤老朽借家の明渡し問題では、耐震性の欠如を最大限に理由に多発している。住宅メーカーでは相続税の増税等の相続税対策として貸家建設のセールスの動きが強まっている。今後とも居住権を守る取り組みとして学習活動を強化する。⑤憲法問題では、安倍内閣の集団的自衛権の閣議決定に抗議し、「全国借地借家人9条の会」を設立する。代表世話人に田中祥晃会長を選出し、全常任理事が世話人になることを確認した。以上について常任理事会で決定しました。
午後から組織の拡大強化について、田中会長より「全借連フェニックス改革」、「秋の拡大月間」について、中村敬一副会長より全借連の拡大目標と組織の実態が報告され討議しました。秋の拡大月間(9月1日~11月30日)を設定し、全ての組合・連合会が組合員(賛助会員含)の10%増を目標に取り組むことを確認しました。