国土交通省が24日発表した今年7月1日時点の地価動向報告によると、全国主要都市の調査対象146地点のうち、地価が上昇したのは前回調査(4月1日時点)より5地点多い7地点だった。横ばいは7地点多い53地点で、下落したのは12地点少ない86地点だった。前回は東日本大震災の発生直後で不動産市場が低迷、混乱していたが、3カ月経過して、全体として「落ち着きがみられる」(同省)結果となった。
ただし上昇、横ばい地点が増えたのはほとんどが名古屋以西の西日本で、活発なマンション用地取得や九州新幹線の全線開通効果などで、上昇、横ばいは合計で前回より11地点多い38地点だった。
一方、東京圏は上昇(前回ゼロ)が1地点、横ばいは1地点少ない18地点、下落は前回と同じ45地点。震災の影響で上昇が6地点減り、下落が14地点増えて沈滞ぶりが鮮明となった前回と、ほぼ同様の結果となった。【三島健二】
(毎日 8月24日)
ただし上昇、横ばい地点が増えたのはほとんどが名古屋以西の西日本で、活発なマンション用地取得や九州新幹線の全線開通効果などで、上昇、横ばいは合計で前回より11地点多い38地点だった。
一方、東京圏は上昇(前回ゼロ)が1地点、横ばいは1地点少ない18地点、下落は前回と同じ45地点。震災の影響で上昇が6地点減り、下落が14地点増えて沈滞ぶりが鮮明となった前回と、ほぼ同様の結果となった。【三島健二】
(毎日 8月24日)