

藤堂「それって・・・感じるということですか
」

透明「いえいえ
観似手とは、漢字で書くと

こう書きます
」

私は紙に、漢字を書いてみせる・・・

藤堂「観に似た手
」

透明「その通りです
観似手というのは、

観
つまり第六感に類似した手札を

表した言葉です

私や、私のキョウダイ達も皆、この観似手を
持つ者
言い換えれば、困ったちゃん集団と

いうことです
」

藤堂「そ、それって
私の師匠が持っている、

予見の能力と同じモノなんでしょうか
」


透明「う~んと、桃代ちゃんの能力はわかりませんが、
その能力も第六感とは違う、観似手だと
想います
」

藤堂「で、では、その能力を手に入れるには
どうすれば良いのですか
」

透明「えっ
え~っと・・・
」




藤堂「も、もしかして
」


透明「すみません
コレに関しては、よくわからない

部分が多くて



でも、ハッキリと言えることは、第六感がベースに
なっていることは確かだと想います
」
なっていることは確かだと想います

藤堂「六感がベース
」

透明「はい
観似手を持つ人は、私が知るかぎり
必ず第六感全てが開いてしまっている人が
多いのが特徴です
」

必ず第六感全てが開いてしまっている人が
多いのが特徴です

藤堂「それじゃぁ~、六感全てが開けば、私にも
観似手が
」

透明「いえ
実は、そう言うわけでは・・・
」


藤堂「
」

透明「う~ん・・・これも推測でしかないのですが、
観似手の所有者は、皆さん何らかの感が
欠落していることが多いのです
」
欠落していることが多いのです

藤堂「
」

透明「つまり、第六感は開いていても、五感の時点で
一感が閉じてしまっているというか・・・
」

藤堂「ど、どういうことですか
」

透明「う~ん
簡単に説明すると・・・。

例えば私は、片眼の視力がありません
」

藤堂「えっ
」

透明「まあ、もう一つの目もあまり見えませんが

視力の力が著しく弱いというのか・・・

説明しづらいのですが・・・

要するに、五感では見えない目も、
常に六感を使用した状態なら光は入るというか、
う~ん・・・。」
藤堂「それって・・・常に能力を使用していなければならない
ということですか
」


透明「そう
それそれ
それが一番わかりやすいかも
」



藤堂「・・・能力を普段の生活で普通に使い続けるという
ことですよね・・・そんなことってできるんですか
」


透明「そうですね
死ぬ想いをするくらいの修行をすれば

可能ですよ
」

藤堂「えっ
」


透明「確かに、能力は使い続けると気力・体力・精神力、
全てが削られてしまいます

実際、疲れますもんね
」

藤堂「そ、そうですよ
」


透明「でも、観似手を持つ人って、疲れるとか言って
いられるほど、普通には生きられないんです
」

藤堂「えっ
」

透明「この能力は、負担が大きい分、上手く制御できなければ、
確実に諸刃の剣になります
確実に諸刃の剣になります

だから、この能力に目覚めてしまったものは、
正直、生きるために死ぬ想いをしなければ、
生きられないんです
」
生きられないんです

藤堂「
」

観似手の正体 ・・・。
次回
話は意外な方向へ 


続く ・・・。
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