

藤堂「・・・・・・。」
うわ~っ
空気がおもい~~~っ


藤堂「ああ~~~~っ
」

透明「
」

いきなり頭をかき乱す藤堂さん



藤堂「すまない
」

透明「へっ
」


藤堂「確かに、透明さんの言う通りだね

まったく
だから俺は師匠に認めて
もらえないんだよなぁ~
」

もらえないんだよなぁ~

透明「い、いや
」


藤堂「なんで、俺には・・・
」

透明「藤堂さん
お、落ち着きましょう
」



藤堂「本当にすまん
透明さんは、占い師さんだもんな


俺の質問がわるかった

それに、俺なんかよりも、君の方がよっぽど
霊能師に向いている気がするよ
」

透明「・・・・・
」

呆気にとられる透明先生・・・。
でも・・・くすくす
藤堂さんは、人の話がちゃんと聞ける
頭の良い素直な人だということがよくわかった

頭の良い素直な人だということがよくわかった

藤堂「すまないな、透明さん

実は、こんな話をしたくて来たワケじゃないんだ
」

透明「えっ
」

藤堂「さっきも、話したけど、俺は君の能力について
聞きたいだけなんだよ
」

透明「私の能力
」

藤堂「そう
師匠から聞いている


君の木人図を視られる能力さ
」

透明「
」

桃代ちゃん
・・・一体私のこと、どこまで知っているんだ





藤堂「透明さんが視える木人図とは、
一体、どの能力を使えば視えてくる
ものなんだろう
一体、どの能力を使えば視えてくる
ものなんだろう

私達も、師匠に聞いてから各々能力を駆使して
木人図にアクセスしてみたのだが・・・
」

透明「う~ん
・・・私のこの能力は、多分皆さんが

仰っている能力とは、ちと違うものだと
想いますよ
」


藤堂「や、やっぱり、そうなんですね
」

透明「はい
確かに私にも、皆さんにある能力としての

第六感はありますが、その能力と私の木人図を
視ることができる能力とは、根本的にシステムが
違うモノなんです
」
違うモノなんです

藤堂「システムが違う
」

透明「藤堂さんや他の方が仕事で使っている能力は、
眺・句・常・氣・証(ちょう・く・じょう・け・しょう)
要するに、五感を昇華し第六感となる力

視覚を昇華した六感は霊感

これは、眺むる力の総称です

次の句は、伝え読む力
味覚を昇華した謳感


常は、常ならむ惑うことなき力
嗅覚の加羅感


氣は、気を聞き利かせる力
聴覚の儒感となり、

触覚を昇華した六感は、阿羅感として、
人が神や仏とのつながりを持つ証となる力の総称です
」

藤堂「それは、知っています
私も師匠から何度も

聞かされましたから

それじゃぁ~、透明さんの能力って
」


透明「くすっ
藤堂さんは、観似手(かんじて)って

聞いたことありますか
」

藤堂「かんじて
」

次回
観似手についてお話します 


続く ・・・。
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