

私は、根本的なことを聞き忘れていたことに
気づき、藤堂さんに質問する・・・。
透明「ところで藤堂さんは、何故、観似手を欲しいと
思ったのですか
」
思ったのですか

藤堂「・・・私は霊能師です

透明さんが言ったように、私達は自分の力、
能力の探求者でしかありません

沢山の人と触れて、自分では多くの人を
救っているつもりでいます・・・。
救っているつもりでいます・・・。
それでも、救えない方も中にはいます

私は、今の能力に限界を感じているのです

透明さんには、ありませんか

救いきれない人に対して、自分が無力だと
感じることが
」
感じることが

透明「もちろん、ありますよ

でも私の場合、藤堂さんとは少し違うかも
しれません
」

藤堂「えっ
」

透明「私は、今までこの仕事をしてきて、
人を救ってきた自負はあまりありません
」

藤堂「えっ
何を
」


透明「私の仕事は、切っ掛けを与えることができる
仕事だと想っています
仕事だと想っています

私が直接、救うというよりも、皆さん最終的には
自分の隠れていた才能や力で状況を打破し、
幸せを掴んでいるのだと思っています
自分の隠れていた才能や力で状況を打破し、
幸せを掴んでいるのだと思っています

私は、私のアドバイスで努力し、幸せを掴んでくれた
人を尊敬し、感謝しています
人を尊敬し、感謝しています

それは、口でしか行えない私のアドバイスを
受け取り、それを自分で昇華して努力できたから
こそ成し得る、人間力です

だからこそ、上手く伝わらない、努力の仕方が
分からない方をみると、伝えきれなかった
自分の不甲斐なさを感じてしまいます・・・
」
自分の不甲斐なさを感じてしまいます・・・

藤堂「ちょ、ちょっと待ってください

それじゃ~、上手くいったら、その人の力

上手くいかなければ、自分の責任と言ってるんですよ



それじゃ~、あなたはどこで自分の成果や価値を感じられる
のですか
」
のですか


透明「う~ん
・・・それって、必要ですか
」



藤堂「はい
」


透明「人が幸せになるお手伝いができて、その人が幸せに
暮らしている姿を見られるだけでそ十分
成果をいただけると思いますけど

暮らしている姿を見られるだけでそ十分
成果をいただけると思いますけど


それに、鑑定料もいただけて、とてつもなく
ありがたい仕事だと思いませんか
」
ありがたい仕事だと思いませんか


藤堂「そ、そんな



それじゃ~、あなたは、自分の評価も名誉も
得られないじゃないですか
得られないじゃないですか

そんなこと、詭弁でしかない
」


透明「ええ~~~っ
それって、何だか嫌じゃないですか





別に、そんなこと願わなくても、私はご飯がいただければ
それで十分幸せですし
それに、私が救いました~
的なのって、


幸せになった人にとっても、重荷にしかならないですよ~
」


藤堂「あっ・・・目眩が・・・
」


透明「だ、大丈夫ですか
」


藤堂「はぁ~
・・・何だろう


私の価値観には無い発想すぎて・・・
」

透明「あははははっ
ま、まあ、価値観なんて人それぞれ

ですから、気にしないでください
」

藤堂「気にしますよ~



私は、今まで地位や名誉を得ることで、
師匠に恩返しをして、認めてもらおうとして
きたんですよ~
それなのに・・・
」



透明「う~ん
・・・藤堂さんの考えは間違えでは

無いんじゃないですか



スタンスは人それぞれですし、藤堂さんは人を
幸せにしてきているんですから~
」
幸せにしてきているんですから~

藤堂「いや
違う気がします 
」



透明「えっ
」


藤堂「そうか、何となく分かってきた

何故、私達は師匠に認められないのか

師匠も観似手を持つ人です・・・そう考えると
透明さんの考え方に近いのかもしれません
」

透明「い、いやいや
それも、人によるかと・・・
」


藤堂「いいえ
絶対にそうです
」


透明「えっ、あっ、いや・・・
」


ダメだ、何だか偏ってしまった様な気が・・・

藤堂「透明さん
」

透明「はひっ
」


藤堂「ひとつ、お伺いしたいのですが

ズバリ
観似手とは、なんだと思いますか
」


透明「え~っと
そ、そうですね~

」




ちょっと、藤堂さんに押され気味な透明先生

次回、観似手の根源を語ります

続く ・・・。







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