かんじて・・・。 ・7
透明「康誠、本当にやるのか」
康誠「もち日頃の恨み思い知るが言いぃぃ~」
私と康誠は、道場の女子更衣室に仕掛けをする・・・。
狙うは、我らが宿敵、魔女の卵である
康誠「きたきた隠れろ」
透明「おう」
廊下を通り、円と瑠璃が更衣室に入る・・・。
透明「・・・・・。」
康誠「・・・・・。」
次の瞬間
円「ぎゃ~~~~っ 」
瑠璃「いや~~~~~っ 」
顔を見合わせ、笑いを必死でこらえる二人・・・
円「とうめい~~~~い
こうせ~~~~~~いぃぃ 」
こうせ~~~~~~いぃぃ 」
康誠「あっヤバッ逃げろ~」
透明「あっ待てよ康誠」
道場をぐるぐると追いかけ回され、円に投げつけられる
ゴム製のゴキちゃん人形が宙を舞う
こんな、楽しい毎日がいつまでも続けばいいと
いつも想っていた
そんなある日のこと・・・。
私は、康誠と共に先生に言われた買い物を終え、
道場に向かっていた
康誠「」
透明「」
突然、立ち止まる康誠・・・。
透明「康誠どうした」
康誠「い、いや何でもない・・・。」
透明「」
康誠の顔が曇っている・・・。
透明「・・・・どこか痛いのか
さっきから、胸に手を当ててるけど」
康誠「い、いや何だか最近、胸がキュッと
痛むことがあってさ」
痛むことがあってさ」
透明「マジかそれって、恋ですか」
康誠「ば、ばか違うよ何言っているんだよ」
透明「相手は誰だもしかして・・・。」
康誠「だから、違うって言ってるだろう
まったく誰が円なんて」
透明「ほ~う俺は、円なんて一言も言ってないけど」
私はニヤニヤしながら、康誠を茶化していた・・・。
康誠「お、お前な~~~~っ 」
透明「あはははははっ」
私は、この時何も知らなかった・・・。
康誠の苦悩・・・そして、観似手という能力の
恐ろしさを・・・。
恐ろしさを・・・。
続く ・・・。
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