ホンジュラスで、ああだこうだ書いたので、その問題に似ているニジェール問題を取り上げてみます。少し遅れてスミマセン。
外務省ホームページ(ニジェールにおける新憲法採択に関する国民投票について)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/danwa/21/dga_0812.html
# 2004年に再選されたタンジャ大統領は本年4月、大統領三選を禁じる現行憲法の改正手続によらず、三選禁止の廃止を含めた新憲法採択のための国民投票を実施する意向を表明。
# 5月25日、国民議会は、タンジャ大統領が求める国民投票の実施は違憲である旨表明。翌26日、タンジャ大統領は、これに反発し国民議会を解散。
# 6月5日、タンジャ大統領は、国民投票を8月4日に実施する旨の大統領令を発出。憲法裁判所が、右大統領令を無効とする判決を下したため、6月30日、タンジャ大統領は憲法裁判所を解散させ、新たな裁判官を任命した。
# 8月4日、国民投票が実施され、同国西部など一部の地域で反対派と警官隊とが衝突し、反対派が逮捕される事態が発生した模様。7日、国家独立選挙委員会は、賛成票92.5%(投票率は68.3%)で新憲法が採択されたと発表した。
# 新憲法では、上記の三選禁止規定の廃止や2012年までの大統領任期の延期に加え、議会や裁判所に対する大統領の権限が大幅に強化される。
これは酷い。憲法は蔑ろ(改正手続きに則ってない)だは、不思議と(?)大統領が圧勝してるは、困ったもんです・・・。正当なルールに則らなければ、民主主義は機能しないと思うのですが、発展途上国における法の支配について考えるべきなんでしょうか。勝ち負けを互いに認めることが出来ることが民主主義の核心のひとつなんだろうと思います。
蛇足ですが、イランに政党がない(ですよね?)のは、疑問に思っています。全体主義ではないでしょうか。民主主義において、政党のチェック機能は大事にしたいところです。
外務省ホームページ(ニジェールにおける新憲法採択に関する国民投票について)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/danwa/21/dga_0812.html
# 2004年に再選されたタンジャ大統領は本年4月、大統領三選を禁じる現行憲法の改正手続によらず、三選禁止の廃止を含めた新憲法採択のための国民投票を実施する意向を表明。
# 5月25日、国民議会は、タンジャ大統領が求める国民投票の実施は違憲である旨表明。翌26日、タンジャ大統領は、これに反発し国民議会を解散。
# 6月5日、タンジャ大統領は、国民投票を8月4日に実施する旨の大統領令を発出。憲法裁判所が、右大統領令を無効とする判決を下したため、6月30日、タンジャ大統領は憲法裁判所を解散させ、新たな裁判官を任命した。
# 8月4日、国民投票が実施され、同国西部など一部の地域で反対派と警官隊とが衝突し、反対派が逮捕される事態が発生した模様。7日、国家独立選挙委員会は、賛成票92.5%(投票率は68.3%)で新憲法が採択されたと発表した。
# 新憲法では、上記の三選禁止規定の廃止や2012年までの大統領任期の延期に加え、議会や裁判所に対する大統領の権限が大幅に強化される。
これは酷い。憲法は蔑ろ(改正手続きに則ってない)だは、不思議と(?)大統領が圧勝してるは、困ったもんです・・・。正当なルールに則らなければ、民主主義は機能しないと思うのですが、発展途上国における法の支配について考えるべきなんでしょうか。勝ち負けを互いに認めることが出来ることが民主主義の核心のひとつなんだろうと思います。
蛇足ですが、イランに政党がない(ですよね?)のは、疑問に思っています。全体主義ではないでしょうか。民主主義において、政党のチェック機能は大事にしたいところです。