観測にまつわる問題

政治ブログです。「保険」「相続」「国民年金」「AIロボット」「運輸エンタメ長時間労働」「GX」を考察予定。

地方にムダはない

2009-08-26 14:04:49 | みんなでやろうぜ
私は地方にムダは無いと言い切りたいです。何故なら住民の要望だから。公共事業の価値は落ちてきていますから、最終的に減らさなければならないことは確かですが、とても切れるものではないでしょう。地方の効率が悪いことは事実です。基本それに関しては諦めるべきで、程度問題に過ぎません。不断の改革で贅沢と言えるものがあれば止めるべきだとは思っていますが。事実、民主党も必要な道路は造るとか、ダムから護岸工事への組み換えとか主張しています。実際問題、大して変わりません。出てきた財源は民主党は公約通り現金バラ撒きするのでしょう。仕事は創らないわけですから、より過疎は進むのではないでしょうか。自民党なら、海外インフラ受注支援策などなど、新しい種まきもやれるでしょう。平成22年度経済産業省の概算要求等についてを見ると、地方でやれそうな新しい種まき策が多く含まれています。

今は財政が厳しいので、なるべくコストをかけない規制改革もやるべきです。東京をはじめとする大都市はそれで発展すると思います。出来る限り綻びがないように、綻びがでれば速やかに対応すればいいと思います。ここでも民主党の現金バラ撒き策は足枷となるだけでしょう。財政が厳しい以上、現金バラ撒きは極力なしにするべきです。

社会保障に関して言えば、自然増が大きいですから、自民党なら消費税で対応します。上げる前でも、巨額現金バラ撒きが無い以上、やり易いのは確かです。民主党が居座れば、それだけヤバくなるのではないでしょうか。マニフェストを見る限り、そう考えざるを得ません。

・・・とまあ、こんな感じです。自民党なら、不断の改革はこれまで通りやって、景気の下支えを兼ねて経済成長に資する種まき策をやります。民主党なら、財政が厳しい中、現金バラ撒きが約束されます。大愚策でしょう。

そうでもない

2009-08-26 12:53:01 | 政局・政治情勢
asahi.com 政治 8月26日11時41分 なぜ、地殻変動は起きたのか―総選挙、編集委員対談
http://www.asahi.com/politics/update/0826/TKY200908260028.html?ref=rss

>自民党には「政権にいるから応援する人」と「政治家個人のファン」の2種類ある。前者は情勢が悪くなって一気に逃げている。

普通の支持者もいると思いますけど。例えば私はそうですが。いつも政権にいるから、「政権にいるから応援する人」と「普通の支持者」の区別がつかないのではないでしょうか。負け覚悟でやると、悲壮感とか変とか言われるんですな。単に政治好きがいいと思う方を支持していると素直にみてほしいんですけどね(ずっと自民支持なのでバイアスがあるのかもしれませんが)。

>この期に及んでも、自民党は地元利益を言っている。麻生氏のチラシに「筑豊インター来年度完成」なんて書いてあるんだ。

地方に対するバラ撒きであれば、民主党も負けていないのというのが、常識的な判断です。モノがタップリ現金に変わると言ってるだけでしょう。

>あとは民主党批判ばかり。森元首相もチラシに、小沢チルドレンを「非正規社員や労働組合の事務員、キャバクラ嬢に至るまで、あまりにも国政をまかすには如何(いかが)かと思われる」なんて書いた。これでは支持基盤は固められても、無党派層は呼び込めないだろう。

ネガティブキャンペーンは激しいですけど、麻生は地方より国だと言ってますよ。ちゃんと見てます?支持基盤は固めるつもりでしょうが、無党派層に訴えかけてはいます。巧拙は分かりませんが。

>なのに麻生氏が「責任力」なんて言う。あれは裏目だ。あんな無責任に投げ出した自民党に責任なんて、誰も言われたくないもの。

民主党と違って責任を持って、財源の目処のある政策を出しましたし、安全保障も疎かにするつもりもないということでしょう。上手いかどうかは別にして。

>首相が「安心実現」と言わなければならないほど、安心じゃない国に、誰がしたのか。

言い訳をするつもりもないですが、財源(消費税)を確保できなかったのは、(それなりの国民の支持もあった)野党にも責任がありますし、オンブズマンの動きも弱く、公共事業は住民の要望でもあり、社会保障も望まれており、野党が弱すぎ競争にならず、自民党は国民にそれでも選ばれてきた。

>そこを有権者は見抜いている。

変におだてないでください。国民の政治参加がないことは、欧米に見抜かれています。

>それと大きいのは、「地方の反乱」が今も続いていることだ。小泉構造改革で広がった地域格差に対応できない自民党への不信は深い。

公共事業が削減されたとか郵政改革の「痛み」だとか、地方が反乱を起す理由ともなった「改革」から来る綻びに対応しようとすると、族議員の復活とか言われます。(弱すぎる)野党が都市政党として、政権奪取出来ていれば、こうはなりませんでした。間接的には、小泉純一郎がブッ壊したと言えるのではないでしょうか。それだけとは言わないですけどね。

> しかし、マニフェストの中身はひどい。自民も民主も「ばらまきリスト」だ。

自民党はそれほどでもありません。

>こんな形で片方を圧勝させる有権者というのは、ただ留飲を下げたいだけに見える。

決まっていません。といいますか、有権者の判断を馬鹿にしているように見える。この人、先ほど有権者を馬鹿にしていると怒って見せたばかりなのですが。

・・・要約すれば、「日本リベラルが自民は嫌いだと主張しているだけ」でしょう。相手にする必要も無いのですが、支持者を馬鹿にしているので、たまにはあえて。

靖国神社と国立追悼施設に関して検討

2009-08-26 10:24:20 | 政策関連メモ
東アジアの安定にも関連して、日本側の問題としばしば指摘されるのが靖国神社に関る問題です。私自身は以前も書きましたが、8月15日の参拝に関しては疑問もあると思っています。靖国神社にとって宗教的な理由が大きいのは例大祭であり、8月15日には全国戦没者追悼式という立派な儀式が存在しているからです。また、靖国神社は都知事認証の宗教法人なのであって、国として戦没者全体を慰霊する施設はないと考えていいと思います(千鳥が淵戦没者墓苑は海外の無名の戦没者を埋葬する墓苑)。それが必要だとして、民主党の新しい国立追悼施設の話にも繋がるわけですが、私はこれにも疑問を持っています。今現在の正確な見解は良く分かりませんが、「民主党 国立追悼施設」でググるとトップで出てくる2003/07/16の民主党の公式見解について検討しておきます。

①公式参拝について特に抗議しているのは分かるが、明らかに総理や閣僚の私的参拝についても問題にしている。一般国民の参拝を何ら問題ないとしていることとの整合性が取れない。政争の具にするべきではない。信教の自由が認められるのであれば、いつ何時政治家が参拝しようとも、それ自体に問題は無いはずである。更に言えば、「祭神の遺族並びに崇敬者以外の日本国民にとって、ここを戦没者追悼の中心的施設とする政府の考え方(※このようなものがあるかということも疑問)には無理がある。」とか「崇敬者の信教の自由を妨げるものではないが、憲法の政教分離原則は遵守されるべきものである。」とか、何処か信教の自由に介入したいかのように見える余計な一言を言わずにはいられないようである。

参考:外務省の靖国神社参拝に関する政府の基本的立場(平成17年10月)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/taisen/yasukuni/tachiba.html

私はわざわざ注目されている時に宗教的に意味の薄い時期に参拝するのは、政治利用と勘ぐられても仕方がない(ので拙い)と思うのみである。公式行事でなければ、干渉される筋合いは無いというのが原則だろう。

②戦争に対する考え方がナイーブにすぎる。あるいは自分に甘い。

>「新しい国立追悼施設をつくる会」の考え方は、戦争そのものの非人間性に注目することから、「戦争そのものが悪である。」と位置付けられており、民主党が提唱する新しい国立追悼施設についても、全ての戦没者を戦争犠牲者と位置付け、非戦平和を訴えるものとする。

民主党の見解ではないが、戦争そのものが悪であるという考えを好意的に紹介している。これは戦争を行う組織であるところの自衛隊や、9.11テロに対応するアフガン戦争、ひいてはそれに参加したアメリカを筆頭とした国際社会も悪であると考えることに容易に繋がるのであって、実際民主党は、アフガン戦争にも否定的であった(最近とてもブレたのは政局至上主義の無節操さを示すものに他ならない)。全ての戦没者が犠牲者というのも、些か日本にとってムシのいい話ではないかと思わなくもない。

・・・最後に付け加えておくと、特に靖国の遊就館の歴史観に賛同するものではありませんが、参拝したからといって、歴史観が同じにはなりません。靖国のことは靖国自身(関係者)、あるいは認証する都知事などが考えてほしいと思っています。私個人の戦争観は、悲惨なので出来るだけやらないように持っていくべきであるが、さりとて全否定は出来ないのであって、個別の事情を検討することから逃げない、といったところでしょうか。

中国国防省のHP開設

2009-08-26 08:57:37 | 注目情報
MSN産経ニュース(中国国防省がHP開設 透明性をアピール)(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/china/090820/chn0908201428005-n1.htm

>HPは、中国語版と英語版がある。軍の歴史や国防教育など、中国軍関連の情報のほか、韓国で19日にロケット打ち上げが直前に延期されたなどの、他国の最新情報も掲載している。

これは良く言われる中国軍事の不透明さに関して、大きな前進ではないでしょうか。日本にも言えることかもしれませんが、周辺国に不安を感じさせるようではいけません。軍事機密を守る必要はありますが、可能な限りオープンにしていくべきです。中国軍に関しては・・・

MSN産経ニュース(胡主席任命の上将が過半数に 軍掌握には疑問の声も)
http://sankei.jp.msn.com/world/china/090728/chn0907282058006-n1.htm

>中国の中央軍事委員会がこのほど、中将3人を中国の軍階級で最高位の上将に昇格させ、胡錦濤国家主席が軍トップ(中央軍事委主席)に就任した2004年9月以降、胡主席が昇格させた上将が現役上将の過半数を占めた。胡主席が軍を掌握しているかにみえるが、06年を除き、年3人程度の昇格に止まり、江沢民前国家主席時代と比較すると圧倒的に少ない。「(胡主席は)軍主流を完全には抑え切れていない」(軍事専門家)との見方が少なくない。

こういう見方もあるようです。政府が軍隊を押さえられていないと見られるようではいけません。それとはまた違う問題ですが、朱成虎発言もありました。台湾や領土問題もあります。警戒はせざるを得ませんが、互いに理解を深めることが重要だと思います。

少数民族問題と中国

2009-08-26 07:58:26 | 政策関連メモ
中国のニュースとしては、中華人民共和国駐日本国大使館が公式発表ですし、中々面白いと思うのですが、チベットにおける文化財保護が発表されています。それはそれでとてもいいことだと思うのですが、やはり根本的な問題解決には繋がらないようにも思います。民族問題の究極は言語の問題だと思うからです。言語と文化は表裏一体で、言葉は死んでしまうと、取り返しはつかないものだと思います。日本が言うようなことではないとは思わなくもないですが、中国には少数民族の言語を大切にして、無形文化・歴史・伝統を大切にしてほしいと思います。これは漢民族文化に対しても言えることです。中国は少数民族問題に関して、欧米を中心とした内政干渉にイライラし危惧しているものと思いますが、この点に重点的に取り組めば、中国に対するイメージは格段に違ってくるでしょう。日本人にはピンと来にくい問題ですが、EUやインドの取り組みは何がしかの参考になるかもしれないと思いました。チベット騒乱もそう昔のことではありません。中国の少数民族政策に関しては、ウイグルですが、こういう見方もあります。

MSN産経ニュース(【イチから分かる】ウイグル暴動 漢族支配に不満爆発)
http://sankei.jp.msn.com/world/china/090715/chn0907150802001-n1.htm

あえて指摘すれば、伝統文化(気功)とチャイナリスクに関して法輪功の問題もあります。中国はオウムと同じと宣伝しますが、世界80カ国以上に広まっているようです(ウィキペディアを参考にしました)。共産主義から来る宗教否定の影響も否めないようにも思えます。それはともかく、東アジアの安定は日本の利益でもあるので、あえて書きました。

エネルギー安全保障分野で吉報

2009-08-26 07:06:09 | 注目情報
MSN産経ニュース(イラク油田で日本が攻勢 ナシリヤ油田に続き三菱商事も出資)
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090825/biz0908252155018-n1.htm

>石油元売り大手の新日本石油など日本企業3社連合は25日、イラク南部にある大型のナシリヤ油田の開発権益を事実上取得することでイラク政府と大筋合意したことを明らかにした。同油田は、日本の原油消費量の10%を超える日量60万バレルの生産が見込まれ、その権益獲得は、日本勢中心に自主開発・生産する「日の丸油田」としては過去最大規模となる。

いいニュースだと思います。日本は資源・エネルギーを輸入に依存しているにも関らず、欧米石油メジャーに比べ、如何にも弱い。基本的には、競争力の弱い分野で競争する必要は無いのですが、やはり資源・エネルギーで情報が無いのは危険だと言えるでしょう。基幹的なところで技術・経験・情報を国産で育てる必要はやはり有ります。

>ただ、今回の獲得権益は期間を区切った契約になる見通しで、不安定な政治情勢が続くイラクで中長期的に権益を維持できるかどうかなど、課題も多い。

期間を区切った契約になる見通しというのは、些か気になります。埋蔵量の推移とか、吸出し技術とか、重要なところが欠けてしまいそうな気がしないでもない。政治情勢に関しては・・・

MSN産経ニュース(イラク議会の最大会派が分裂)
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090824/mds0908242245001-n1.htm

テロも続いていますしね・・・。虎穴に入らずんば虎子を得ずというやつで、今だからチャンスがあるのでしょうから、なんとか成功してほしいものです。