手持ちの世界時計がロンドン仕様になっているためか現在のサンフランシスコ時間が「昨日」などど表示されておかしな気分になる。
昨日と同じく霧雨と霧に覆われた街だが 「ミゼラブル」と感じないところがロンドンとの違いなのだろうか。
サンフランシスコ最後の夜をカンパニーダイレクター夫妻そしてマネージャーとともにリラックスしたディナーを供にする。
マネージャーも察するところ元バレリーナだった様子だ、
バレエ用語で話は盛り上がる、どこのカンパニーもダンサーの怪我には頭を痛めているらしい。
この白鳥が成功すれば再びサンフランシスコに戻ってくることができるかも、そんな予感のする一夜だった。