強風あけのすがすがしく晴れ渡った朝のマルシェは数多くの売り主達が長い夏の仕事から開放されホリデイをとり始めたらしくそこここが空いている。
お祭りのようなにぎやかさは見られなくなったものの買い物をして歩くには余裕ができ絶好だ。
ここミルポアあたりには多くのイギリス人が住居をかまえている、月曜日の朝になると近隣の村から人恋しく出かけてくるのは僕らだけではなさそうだ。
いまだに行ったことはないが隣村にはイギリスパブまであるそうだ。
イギリスの新聞は一日遅れで入って来るが5ユーロとばかげた値段で日曜版を月曜日に読むということになる。
知り合いのイギリス人に会えば情報交換やゴシップ話しがおもな会話だ。
最近のもっぱらの噂はこの近くにある薔薇の村にハリウッドの若い男優がシャトーを買いにきたというらしい。
うわさは噂さらに広まって行くのだろう。