サンフランシスコでもカウントダウン

2009-02-21 | Weblog
ブログのカレンダーを見ると今週はこれで毎日投稿した事になる、
話題がなくとも何かを書いていくのも悪くはないものだ。

二月の寒いなか花粉症になる事は珍しくないが今年も例年のごとく目頭がかゆくなりだしくしゃみが出始めた。
天気予報では今日は60度程まで気温が上がるようだ、おそらく20度C近くまで上がってくれるのか。
日曜日のハリウッド村ではオスカーの受賞式、今からカウントダウンのテレビ番組で話題をふりまいている。
毎朝続けている倒立が腰と肩に効き目があるらしく前日にたまった疲労がすっかり取れる、ロンドンに帰ったら必ずヨガクラスに通う事にしよう。

一日二回スワンレイクの通し稽古を見る事はかなり体力と忍耐がいる、
今日の二幕のスワン達は今までになく統制がとれた見るに値するコールドだった。
リハーサルの合間にテレビ局がチュチュの海を取材にやって来た。


美しい デリエール

2009-02-20 | バレエ

久しぶりの一面に広がる青空がすがすがしい、青空が続くのはいいことだけれどきっとロンドンへ帰る時に未練が残るに違いない。

今日のリハーサルは前日まで欠けていたオーケストラが付いた、そして今回最も期待していたユアン ユアン タンの出番の日だ。
彼女はローザンヌバレエコンクールで賞をもらったあとパリのコンクールでsfバレエのダイレクターの目にとまったそうだ、
その時あまりにやせた足のタイツにしわがよっていた事がとっても強い印象だとダイレクターが語ってくれた。
そんな彼女のオデットは彼女独特の足の甲から手の指先までがまるでインストルメント化したかのように音楽を奏でながら踊っている、
舞台裏の狂騒をしばし忘却の彼方へと引きずり込んでくれる程すさまじさが伝わってくる。

6組の主役がいるためだろう1日2回通し稽古となり白鳥のコールドバレエ達は毎日6時間は踊り続けなければならない過酷な労働者なのだ。
この際プロダクションの出来はどうでもよくなり早くプルミエルを迎えたいものだ。


明日に期待をかけて

2009-02-19 | バレエ

雨は降らなかったもののブルッと身震いのする一日だった。

今日はメイクと衣装付きのリハーサル、はじめてすべての衣装が照明にあたり装置の中でようやく概要がわかりだした。
”良いところ” と “悪いところ” をあげてみよ 聞かれたら ”すべてが悪い” といいたくなるリハーサルだった。
衣装が悪い、装置が悪い、照明が悪い、おまけに振り付けも悪いときている、
さらにはシークフリート達の踊りの腑甲斐無ささ、ロットバルトの衣装の悪さから来るオーソリティーのなさすぎさ、大根役者の脇役陣、
芸術側スタッフと顔を合わせると言葉が少なめ、制作者スタッフからは自画自賛気味の雰囲気があたりを漂う、
自賛組に加わり気分を高揚させたあと劇場をあとにしヴェトナム料理を食べにいく。
明日のリハーサルに期待をしよう。


雨、 雨、 雨、

2009-02-19 | Weblog
雨が上がった頃を見計らってアパートから1ブロック程歩き始めるとパラパラ雨から土砂降り雨に急変
傘をさしていても足元は降り返す雨でびしょびしょになるいやーな天気だ。
おそらく太平洋のほうからだろう次から次へと雨雲が急速に流れて来る。
今朝は久々に夜明け前の雨がなかった、青空はそこまで来ているのか。
それにしても ”雨” という文字はよくデザインされた象形文字だこと。

そんな雨の降る暗い日は劇場で過ごすのも悪くはない。
6人のオデット、オディールのそれぞれのリハーサルを観ていると
確実に ”ある物” を持っているダンサーと ”ある物” が無いダンサーの違いが歴然としてくる、
その欠けている ”ある物” を教え込むことは難かしい というより不可能な事なんだなア、
と思いを馳せながらチュチュの着心地を尋ねて廻る。

恵みの雨は十分のはず!

2009-02-18 | Weblog
月曜日のアメリカは プレジデントの日 という名目で休日だった。
相変わらず明け方降る激しい雨音で目が覚める。

メインのワークルームでは休日出勤で直しをしていたという。
我々の追加のデコレーションの縫い付けは計画どうり終わり水曜日から始まるドレスリハーサルまで少し時間が出来た。
ステージでは元ロイヤルバレエのプリンシパルダンサー ブルースサンソン が指導に来ている、相変わらずのプリンス振りは10年以上たった今も衰えていない。
彼はバレエスクールの校長の職を去り来シーズンからsfバレエのアシスタントダイレクターの職につくという、
二年後のコヴェントガーデンのビッグジョブへのステッピングストーンなのか気になるところ。