ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

小池能里子の性格・心理テストとそのアドバイス(1) 

2021-05-11 11:21:23 | エッセー

著書「心の解決法」一部参照  コープ出版 2006年11月発行

 ドイツの心理学者「クレツチマー」の性格分類によると、人間の気質(性格の基)は

大きく3つに分けられ、さらに情緒安定度の観点から2つ、計5つに分類されています。

それらは・・・ 1 循環型 (経営者タイプ)

         2 執着型 (学者タイプ)

         3 統合失調型 (芸術家タイプ)

         4 自己顕示型 (目立ちたがりタイプ)

         5 神経質型 (繊細タイプ)

 5つのタイプは5回に分けてご紹介しますね。

しかし厳密に言えば、まったく同じような人がいないように、簡単に5つのタイプ

に分けられるものではありませんが、誰でもこの5つを併せ持っているのがふつう

です。この気質は生まれた時点で内在しているもので、これを元に性格は

年齢と共に木の年輪のように、外に向かってだんだん形成されていきます。

 そのプロセスを、学習性格、環境性格と言いますが、一番外側の性格が「役割性格」

と言われます。例えば、先生なら先生らしい雰囲気を身につけ、それらをごく自然に

表現するように・・・

 性格は気質を元に生育時は主に両親によって培われますが、成長と共に、周りの人の

感化、学校、社会などによって、だんだん形成されます。

そのもっとも外側が役割性格と言われ、それは比較的変えやすいのですが、極端な例ですが、警察官だった人が、もしもホストになったとしたら?と想像しただけできっと、ご理解頂けることでしょう。ほとんど変えられないのが、性格の基礎とも言える「気質」です。

でも、自分がだんだん分かれば、ある程度はコントロール可能で、私はこのテストで

自分を知ってから「だからそうだったんだ」と、生きて行くのが随分楽になりました。

 

時代の流れと共に変わる社会状況、考え方、価値観なのに合わせて、流動的に作り変

えて行くのがベストではないでしょうか。でも、自分の内面が分からないとそれは

不可能です。しかしある程度理解できると、自分を変えるための方向性が明確になり

のです。また自分を理解できると、他人の気持ちもある程度分かるようになり、その

相手との対応が賢くできて、人間関係がスムーズになってくることでしょう。

  小池能里子創案(無断使用お断りします)

 平均値は12点ですが、あなたの得点は何点だったでしょうか?

一般的には「そううつタイプ」の得点が高い人が最も多いようです。平均値より

得点が高いか、低いかによってあなたの内面を理解できることでしょう。

 私は満点に近く明Aらかに「そううつタイプ」と判断され、現在はコントロール

していますが、かなりそれに気分が左右されています。

※特徴

長所 明るく大らか、友好的、社交的 、面倒見がよい、開放的、リーダーシップがある。

短所 気分の変動が激しい、おおざっぱなためミスが多い、気が変わりやすい。

 ☆ もしも気分が落ち込んだら・・・

 「自分は何の脈絡もなく、気分が落ち込む性格だから、ほっとけば自然に治る

から気にしない」と、時の流れを待つ。すると、いつの間にかいつもの平常心に

戻っているのです。

※注意すること

 安請け合いをしない。気が変わりやすいので、どんなことでも先約優先を実行する。

ミスや、ポカがありがちなので、より慎重な対応をすること。

それから得点は、多いから良い、少ないから悪いと対応せず「自分の中にはそんな面

があるのだ」と、気楽に受け止めて下さいね。

 次回は執着型、または粘着型と言われる、気質をご紹介しましょう。

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自分の性格に悩んだ若かった頃の経験から

2021-05-11 11:21:23 | エッセー

☆ 次回から性格分析、心理テストをご紹介します

 私は典型的なそううつ型気質なので、今日のような曇り空が大嫌いで

天候によって、気分が最も左右されやすいタイプです。

 たった今クラスメートから「シニアスクール今月も休講」とメールが

あり、さらにまた気分が沈みました。今これを書きながら「若い頃自分が

悩んだ気質に」ついてご紹介しようかなと思いつきました。

 若かった頃の私は、いつも明るく元気なのに、突然気持ちがガクンと

沈んで、元気がなくなったり、些細な事で物凄く傷ついて落ち込むなど

そんな気分のアップダウンに随分悩みました。

それから催眠心理学を学習し、生理学、心理学、心理療法などだんだん

学習するうちに、自分の性格をかなり理解することで、生きて行くのが

随分楽になりました。自分の内面をある程度知らないと、自分がコン

トロールできないと思います。私のカウンセリングルームの資料、また

著著から何回かに分けて、心理テストや、性格分析テストなどご紹介

すれば、皆様方のお役に立てるのではと気づきました。

1回目は「性格の基本」と言われるテストを紹介することにいたします。

 

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