昔の資料を整理した引き出しから、昭和55年に初めて婦人公論に
連載していた「ヨーガ教室」が出てきたが、ヨーガのポーズと心理面も
書いたが、その1年分がすべてとってあった。今プリンターが紙詰まりで
写真が添付できないが、その他取材写真や、連載記事もかなりあった。
嬉しかったのは昔代々木のある会館で開催した、1泊二日のワークショップ「自己開発セミナー」の記録があり、その日のワクワク感を、まるで
ディジャブのように思い出した。
その頃は大変本が売れていて、遠くは九州で全国から参加者もあり、ダンス
スタジオやヨーガ教室も開いていたので、沢山の参加者があり、華やかで
賑やかでとても楽しかった。内容はレクチュアー(性格、心理分析、イメージトレーニング、潜在意識その他)ヨーガ、ダンス、体操、心理ゲーム、ロールプレイング、歌、リラクゼーションなど私の思いどおりに行った。
次の日の早朝に明治神宮の爽やかな空間で行ったヨーガは、とても清々しく感動的だった。お花も沢山頂いて、最後のパーティも華やかで楽しかった。
まだ申し込み者が少なく、少し元気がなかったら、何度も国際心理学会
へ参加した大学教授の友人から電話があった。そんな気持ちを伝えたら
「大丈夫よ私が開いた講座は初め一人だったのよ。でも今は50人も来て
いるのよ、心配しないで、だってボランティアでしょ、あなたの一所懸命
さは必ず伝わるし」と励まされた。確かにそうだと思ったら気持ちが軽く
なった。
私は真面目でいい加減なことはできない性格だ、たとえ参加者が少なく
ても、自分のベストを尽くせばいいんだと思った。
せっかちで不注意なので、事前の段取りはしっかりしたので、今まで
失敗したことはなかった。 「人生最後の自分表現で、それが人様にお役
に立てれば、こんな嬉しいことはないのだ」と割り切った。
すると、すっかり嬉しくなり(私やっぱりお調子者なのだ)と可笑しく
なった。