海洋水槽があるホールで展示されていた、2種類の深海魚の標本。
その1つは、リュウグウノツカイ。手前の個体が全長5.18mのメス。
奥の個体が全長4.85mのオスと、雌雄ペアで並んで展示されている。
(どちらの個体も、1989年10月20日に由比沖で定置網によって捕獲)
また、1990年12月15日に三保半島内側の海面で捕獲されたという
リュウグウノツカイの子供の標本も、それらの横に置かれていた。
そしてもう1種は、ラブカ。2016年に東海大学海洋科学博物館と
アクアマリンふくしまが共同で、ラブカ研究プロジェクトを発足。
ここでは卵から胎児、成魚まで計6体の標本を見ることができる。
サメの仲間のラブカは胎生で、卵は母体のお腹の中で孵るため
こういった受精卵の姿は野生下でも見れない基調な存在なのだ。
手のひら大の卵は意外と大きく、これらが一度に複数個
子宮の中で育つ。その様は、まるで巨大なエンドウ豆か。
胎仔が10cm程度に成長すると殻が破れ、卵の外へと出てくる。
約1年で15cm前後まで成長するようだが、ラブカの妊娠期間は
3年半にも及ぶそうなので、まだまだ母体のお腹の中で過ごす。
胎仔が成長するにつれて、卵黄の入った臍嚢(さいのう)が縮小していく。
全長50cmを超えるほどに成長すると、いよいよ出産となり誕生へいたる。
成魚になると最大で2mまで大きくなり、寿命は100年ほどと推測される。
といったように、まだまだ謎の多い生き物のラブカだけれど、今後も
この研究プロジェクトによって、新たな発見がされる事を期待したい。
そんなラブカたちの先から、クラゲギャラリーとの間には
チビッ子たんけんたいという、ちょっとした部屋もあった。
ドラえもんのガリバートンネルのように、入口から出口へ向けて
天井が高くなっていく構造の部屋で、出入口の間の内側の壁には
アオブダイとアミメハギの眠り方について解説が設けられている。
海洋水槽へ戻る 三保目次 津波実験水槽へ進む クラゲギャラリーへ進む
その1つは、リュウグウノツカイ。手前の個体が全長5.18mのメス。
奥の個体が全長4.85mのオスと、雌雄ペアで並んで展示されている。
(どちらの個体も、1989年10月20日に由比沖で定置網によって捕獲)
また、1990年12月15日に三保半島内側の海面で捕獲されたという
リュウグウノツカイの子供の標本も、それらの横に置かれていた。
そしてもう1種は、ラブカ。2016年に東海大学海洋科学博物館と
アクアマリンふくしまが共同で、ラブカ研究プロジェクトを発足。
ここでは卵から胎児、成魚まで計6体の標本を見ることができる。
サメの仲間のラブカは胎生で、卵は母体のお腹の中で孵るため
こういった受精卵の姿は野生下でも見れない基調な存在なのだ。
手のひら大の卵は意外と大きく、これらが一度に複数個
子宮の中で育つ。その様は、まるで巨大なエンドウ豆か。
胎仔が10cm程度に成長すると殻が破れ、卵の外へと出てくる。
約1年で15cm前後まで成長するようだが、ラブカの妊娠期間は
3年半にも及ぶそうなので、まだまだ母体のお腹の中で過ごす。
胎仔が成長するにつれて、卵黄の入った臍嚢(さいのう)が縮小していく。
全長50cmを超えるほどに成長すると、いよいよ出産となり誕生へいたる。
成魚になると最大で2mまで大きくなり、寿命は100年ほどと推測される。
といったように、まだまだ謎の多い生き物のラブカだけれど、今後も
この研究プロジェクトによって、新たな発見がされる事を期待したい。
そんなラブカたちの先から、クラゲギャラリーとの間には
チビッ子たんけんたいという、ちょっとした部屋もあった。
ドラえもんのガリバートンネルのように、入口から出口へ向けて
天井が高くなっていく構造の部屋で、出入口の間の内側の壁には
アオブダイとアミメハギの眠り方について解説が設けられている。
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