世捨猫のマンドク生活

~ Cat's my Life ~ 未だ見ぬ何かをもとめて・・・

東海大学海洋科学博物館 1F リュウグウノツカイ&ラブカ

2023-06-09 12:06:09 | テーマパーク
海洋水槽があるホールで展示されていた、2種類の深海魚の標本。

その1つは、リュウグウノツカイ。手前の個体が全長5.18mのメス。
奥の個体が全長4.85mのオスと、雌雄ペアで並んで展示されている。
(どちらの個体も、1989年10月20日に由比沖で定置網によって捕獲)

また、1990年12月15日に三保半島内側の海面で捕獲されたという
リュウグウノツカイの子供の標本も、それらの横に置かれていた。

そしてもう1種は、ラブカ。2016年に東海大学海洋科学博物館と
アクアマリンふくしまが共同で、ラブカ研究プロジェクトを発足。
ここでは卵から胎児、成魚まで計6体の標本を見ることができる。

サメの仲間のラブカは胎生で、卵は母体のお腹の中で孵るため
こういった受精卵の姿は野生下でも見れない基調な存在なのだ。

手のひら大の卵は意外と大きく、これらが一度に複数個
子宮の中で育つ。その様は、まるで巨大なエンドウ豆か。

胎仔が10cm程度に成長すると殻が破れ、卵の外へと出てくる。
約1年で15cm前後まで成長するようだが、ラブカの妊娠期間は
3年半にも及ぶそうなので、まだまだ母体のお腹の中で過ごす。

胎仔が成長するにつれて、卵黄の入った臍嚢(さいのう)が縮小していく。

全長50cmを超えるほどに成長すると、いよいよ出産となり誕生へいたる。

成魚になると最大で2mまで大きくなり、寿命は100年ほどと推測される。

といったように、まだまだ謎の多い生き物のラブカだけれど、今後も
この研究プロジェクトによって、新たな発見がされる事を期待したい。

そんなラブカたちの先から、クラゲギャラリーとの間には
チビッ子たんけんたいという、ちょっとした部屋もあった。

ドラえもんのガリバートンネルのように、入口から出口へ向けて
天井が高くなっていく構造の部屋で、出入口の間の内側の壁には
アオブダイとアミメハギの眠り方について解説が設けられている。

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