人生修行の旅

「笑って、野垂れ死ぬ!!」
そのために、この人生をどう生きて、この命を何に使うか?人生一度きりの生き方を実験中!!

怖い話①  縁側から注意するのは・・・

2007年08月17日 | Weblog
 うだる様な暑さなので、私の霊体験について話したい。これまで、いくつか霊体験はしてきたが、特に私が思い出に残っているのが、1年前まで住んでいた家賃3万5千円の2Kの庭付き、物置付、花壇付、風呂トイレ別のすばらしいさいたま市の家である。
 そこは、床が3箇所抜けていたり、夏になるとハエが大量発生するものの、取り立てて問題はなく、縁側の窓の鍵がなくなっていて釘でさしてあるだけである。1年間を通して、私が家の中にいるときは、鍵を閉めたことが無かったくらい、安全な家であった。きっと泥棒も入りたがらないというか、きっとものを置いていってくれるような家である。
 築40年くらいのマイホームには当然他の住人もいた。その住人は、私の家の中には入ってこないが、家の周りをぐるぐる回っている。その存在に気づいたのはちょうど2年前の夏。網戸が一箇所しかないので、そこだけ空けて床に着いた。夜中の3時ごろに、外の大雨で目が覚めると、縁側の下には近所の野良猫たちが4~5匹集まっていた。そして、にゃーごーにゃーゴーと喧嘩が始まった。うるさいと注意しようと思ったが、起きるのも面倒で悩んでいると、縁側のところで「しーしー静かにしろ」という声が聞こえてきた。その瞬間、猫の声がシーンとなり、私の心もシーンとなった。
 それから、ほどなく私が旅に出て、家に帰ると決まって、玄関をガンガンとノックしてくれる。外に出ても当然誰もいない。
 まあ、悪さをするわけでもないので、気にしていなかった。しかし、次第に私は霊と仲が良くなり、お互いに同調していった。
 そして、最後引越しするときに、私はとてもさびしかった。おんぼろの家で早く出たかったはずなのに・・・最後は、悲しみにくれていた。
そして誰もいなくなった家で、私と写真を撮ると、そこには家の同居人が写っていた。
 
 なんだか、肩がとても重くなってきたので、今日はこの辺で。ちなみに、この霊は、いい霊である。
 しかし、私が住んでいた、この一体には8件の家があり、一人は行方不明、3人はこの一年で死んでしまった。
 朝になると、ゲホゲホ咳をする斉藤さん、ヘルパーと喧嘩しては、玄関にたくさんの紙が張られているちっちゃなおじさん。
 一日中、花壇を見つめているおじいさん。寂しいそうな笑みでいつも微笑んでくれるおばあさん。一年間一回も姿を見たことのなかった方、そしてとなりのやくざのような大工さん。
 あの一年はを思い起こすと、胸が痛くなる。
そして私の肩はさらに重くなる。
コメント
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