ガンジス河に身を清めると、新しい自分があった。混沌としたインドの一部になれたそんな気がした。
はいているふんどしは、愛知のジムのお客さまたちからのプレゼントだった。寄せ書きの中に、あったメッセージ『世界を変えて』確かに、今私の世界は変わりました!皆様の想いは私の股間を包みながら、このガンジスに浸っています。ありがとう!
とりあえず、ゲストハウス「富士ガンガー」に戻りしばしの休息をとることにする。ゲストハウスの主人は、以前日本の三重にいたことがあり、日本語がペラペラだ。適度に親切で、適度に怪しい。そして、やる気はあまりない。
優秀であるがゆえに、日本を見て、インドを見て、現状を感じ、体全体からエネルギーはなかった。物質的な豊かさ、安全とどうにもならないカースト、貧困…。主人の本心はみることができなかった。まあ、このゲストハウスを経営していくだけで、十分に食っていけるだろう。
ちなみに、海外に行くとかなり興奮する。エッチな意味の興奮ではなく、何が起きるか分からないドキドキと不安が錯綜する高揚感である。だから、身体が疲れているのも忘れて動き回っていると、でかい落し穴が待っている。体調不良である。
だからこそ、無理に休まなくてはならない。海外に出ようとしている人は、ぜひ教訓にしてほしい。
そして、昨晩に引き続き、プージャに出かけた。今度はボートに乗らずに、川岸で見ることにする。毎日が祭りのようなプージャは人で溢れかえっている。なんとか場所を見つけ、腰を下ろした。
ここで、日本の祭りを思い返してほしい。家族連れ、カップル、子供たち、が楽しそうに振る舞っている。そんな中、なぜか悪ガキ達も一緒になり、たむろっている。
そう、ここインドでも同じ現象が起きている。色々な悪ガキグループが虎視眈々と私たちを狙っている。一人が日本語で話し掛けてくると、私と日本人学生の真也君はなるべくトラブルをさけるべく、最初は相手にしなかった。しかし、次から次へとやってくる。そんな状況で、私はあることに疑問を持った。なんでそんなに日本語が話せるのだろうかと。そして、実はほとんど教育を受けていないにも関わらず、そんなに話せるなんて影で相当な努力をしたのだろうと、なんだか悪ガキに尊敬の念を抱いた。
そして、一人の青年と向き合って話をした。そして、素直に彼の目を見て誉めた。そうすると、さっきまでの邪悪な雰囲気が消えた。そして、彼は私に色々と語ってくれた。インドではカーストがあり、なりたいものになれないこと、貧困なこと、けれどそんな彼は私に『どんな状況でもあきらめちゃいけない。一生懸命頑張っていればいつかうまくいく』ということを力説してくれた。まだ、13歳にも関わらず、彼は我が師となった。
ちなみに、彼はみきちゃんという日本人の彼女がいてインドで迎えに来てくれるのを待っている。
隣の真也君もまたインドの悪ガキ青年と分かり合っていた。最後に、私と話していた青年は警察官にいきなり吹き飛ばされ人込みに紛れていった。そんな彼の姿、数ヵ月後にまた見ることができた。
そして、真也君と話していた青年は、この辺は悪い奴らが多いから気を付けてくださいとアドバイスしてくれた。お前だろって、笑いながら言おうと思ったが、飲み込んだ。今の彼らは、「いいやつら」だった。
はいているふんどしは、愛知のジムのお客さまたちからのプレゼントだった。寄せ書きの中に、あったメッセージ『世界を変えて』確かに、今私の世界は変わりました!皆様の想いは私の股間を包みながら、このガンジスに浸っています。ありがとう!
とりあえず、ゲストハウス「富士ガンガー」に戻りしばしの休息をとることにする。ゲストハウスの主人は、以前日本の三重にいたことがあり、日本語がペラペラだ。適度に親切で、適度に怪しい。そして、やる気はあまりない。
優秀であるがゆえに、日本を見て、インドを見て、現状を感じ、体全体からエネルギーはなかった。物質的な豊かさ、安全とどうにもならないカースト、貧困…。主人の本心はみることができなかった。まあ、このゲストハウスを経営していくだけで、十分に食っていけるだろう。
ちなみに、海外に行くとかなり興奮する。エッチな意味の興奮ではなく、何が起きるか分からないドキドキと不安が錯綜する高揚感である。だから、身体が疲れているのも忘れて動き回っていると、でかい落し穴が待っている。体調不良である。
だからこそ、無理に休まなくてはならない。海外に出ようとしている人は、ぜひ教訓にしてほしい。
そして、昨晩に引き続き、プージャに出かけた。今度はボートに乗らずに、川岸で見ることにする。毎日が祭りのようなプージャは人で溢れかえっている。なんとか場所を見つけ、腰を下ろした。
ここで、日本の祭りを思い返してほしい。家族連れ、カップル、子供たち、が楽しそうに振る舞っている。そんな中、なぜか悪ガキ達も一緒になり、たむろっている。
そう、ここインドでも同じ現象が起きている。色々な悪ガキグループが虎視眈々と私たちを狙っている。一人が日本語で話し掛けてくると、私と日本人学生の真也君はなるべくトラブルをさけるべく、最初は相手にしなかった。しかし、次から次へとやってくる。そんな状況で、私はあることに疑問を持った。なんでそんなに日本語が話せるのだろうかと。そして、実はほとんど教育を受けていないにも関わらず、そんなに話せるなんて影で相当な努力をしたのだろうと、なんだか悪ガキに尊敬の念を抱いた。
そして、一人の青年と向き合って話をした。そして、素直に彼の目を見て誉めた。そうすると、さっきまでの邪悪な雰囲気が消えた。そして、彼は私に色々と語ってくれた。インドではカーストがあり、なりたいものになれないこと、貧困なこと、けれどそんな彼は私に『どんな状況でもあきらめちゃいけない。一生懸命頑張っていればいつかうまくいく』ということを力説してくれた。まだ、13歳にも関わらず、彼は我が師となった。
ちなみに、彼はみきちゃんという日本人の彼女がいてインドで迎えに来てくれるのを待っている。
隣の真也君もまたインドの悪ガキ青年と分かり合っていた。最後に、私と話していた青年は警察官にいきなり吹き飛ばされ人込みに紛れていった。そんな彼の姿、数ヵ月後にまた見ることができた。
そして、真也君と話していた青年は、この辺は悪い奴らが多いから気を付けてくださいとアドバイスしてくれた。お前だろって、笑いながら言おうと思ったが、飲み込んだ。今の彼らは、「いいやつら」だった。